いきいきあいちっ子キャンペーン「体験活動の日」実践事例報告集いきいきあいちっ子キャンペーン イメージマーク 教育委員会のページへ
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目次
はじめに
実施要項
実施まとめ
実践実例報告
一宮市立丹陽南小学校
一宮市立千秋中学校
瀬戸市立東山小学校
小牧市立三ツ渕小学校
江南市立古知野中学校
葉栗郡木曽川町立
木曽川中学校
海部郡弥富町立弥生小学校
海部郡八開村立八開中学校
常滑市立鬼崎北小学校
知多市立つつじが丘小学校
岡崎市立緑丘小学校
碧南市立中央小学校
豊田市立古瀬間小学校
東加茂郡下山村立
三巴小学校
南設楽郡鳳来町立
山吉田小学校
北設楽郡富山村立
富山小学校・中学校
豊橋市立向山小学校
宝飯郡小坂井町立
小坂井中学校
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宝飯郡小坂井町立小坂井中学校

事業の概要
学校名 宝飯郡小坂井町立小坂井中学校
全生徒数 男子299名、女子338名、計 637名
実施学年 1〜3年生
実施生徒数 全校生徒637名
活動場所 町内の生徒個々が選んだ場所
 ここ数年町社会福祉協議会・町総務課・小坂井おやじの会などからボランティアの案内状を頂き、それらを生徒たちに紹介すると毎年多くの生徒が集まった。特に昨年度は300人を越える数の応募があり、これは全校生徒の半数に迫る勢いであった。生徒達は、それぞれのボランティアを行い、その大切さをつかんできた。このことから、本年度は、愛知県教育委員会より「〔いきいきあいちっ子キャンペーン〕坂中ボランティア月間」として設定し、ボランティアを全校生徒に広めようと考えた。
事業のねらい
 全校生徒を対象とし、活動が町全体になることから、企画運営主体を中学校PTAに置き、主としてPTA役員会で案を作ることとなった。そして、名称を「いきいきあいちっ子キャンペーン 坂中ボランティア月間『広げよう奉仕の心』」と名付けた。
○ 全校生徒を対象とする。
○ 活動内容は、生徒個々で考え、捜す。
○ 期間は、10月〜11月末日迄とし、生徒の活動日は、そのうちの土曜日・日曜日・祝日とする。
○ PTA役員・委員・全教師がこれにあたる。
○ PTA文集「花日記」に感想文として綴る。
○ 啓発活動として、大きな懸垂幕を作る。
そして、この事業の目的として以下のことを掲げた。
・ 自分でボランティア内容を考えることにより、地域にむける目をより大き
くする。
・ 自分の力を地域の方のために尽くす大切さと喜びを味わう中から、地域の
一員としての自覚を高める。
・ ボランティア精神を全校のみならず町全体に発信する。
配慮事項
(1)夏休み前の概要説明。夏休み中に生徒個々で考え捜すこととした。考え、捜すことに、十分な時間を使った。
(2)どうしても捜せない生徒のために、およそ200人分のボランティアを用意した。
(3)学校教育活動以外の活動となるので、もしものことを考え、生徒全員がボランティア保険に加入した。一人300円のところ、200円は町で負担して頂き、生徒の個人負担は100円になった。
(4)ボランティア期間中、生徒の意識高揚のために、高さ6m、幅3mの懸垂幕を作成し、校舎側面の目立つ所に掲げた。
(5)活動日には、PTA役員・委員合わせて41名が生徒の活動場所に出掛け、不審者対策と併せて、「がんばってね、ありがとう」の声かけ運動を行った。
活動内容
(1) 生徒の活動内容(一部であるが)
・神社、公園等の清掃・草取り
・駅周辺の掃除 ・駅駐輪場の自転車整頓
・集会所の掃除 ・学校周辺の草取り
・公民館の図書室の本の整頓
・自宅〜学校迄の空き缶、ゴミ拾い
・文化会館イベントの手伝い
・遺跡まわりの清掃、草取り
・福祉ボランティア ・集会所掃除
(2) 教師・PTAの活動
・ボランティア事前調査、一覧表の作成
・愛の声かけ運動の展開
活動の成果
(1) 夏休み中にボランティア内容を生徒個々人で考えたが、中には公共機関に自分で出掛け交渉までした生徒がいた。
(2) 中央公民館で図書室の本の整頓をした生徒がいたが、その後も続いており、今まで数回にわたってボランティアを行っている。しかも、最初2〜3人であったものが今では10人以上と増えた。
(3) 声かけ運動をする方がPTA・教師だけでなく、地域の方も行ってくれている。
(4) 匿名の方から学校へお礼の電話が何本も入った。
今後の課題
(1) 10月〜11月に土曜日・日曜日・祝日合わせて12回あったが、今年は雨が多く屋外で実施する生徒の多くが期日を変更せざるを得なかった。中には、実施できなくて12月になった生徒もいた。
(2) 全校生徒637人の実施予定であったが、実際には30人程度が未実施で終わっている。(雨天・忘れていた等)啓発活動の強化が課題として残った。
(3) 公園の清掃等で、一見して「きれいだから、何もしなかった。」で終わった生徒もいた。本来のボランティア活動の精神をどのように育て実践に結びつけるのか、一層の工夫が必要と考える。
(4) 地域のボランティア活動への参加と共に、日常の学校での清掃活動や家庭での仕事等、生徒の身の回りの取り組みに対しても啓発していく必要を感じた。
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