岡崎市立緑丘小学校
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学校名 |
岡崎市立緑丘小学校 |
児童数 |
男子333名、女子366名、計699名 |
実施学年 |
全校児童・職員・地域の方たち・保護者
3校合同奉仕活動(竜南中・上地小・緑丘小の3校ふれあい交流活動の一貫として行う) |
活動日時 |
12月9日(木) 午前8時〜9時 |
活動場所 |
近くの公園や通学路、公民館周辺、寺社境内など |
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(1) |
日ごろお世話になっている学区に対して、清掃活動を通して奉仕する。 |
(2) |
地域の方たちとともに、自分たちの住んでいる学区の美化活動に積極的に寄与し、地域の一員としての意識を高める。 |
(3) |
美化活動を通して、勤労することの尊さを知る。 |
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(1) |
各通学団に分かれて、日ごろお世話になっている地域の清掃を行う。清掃は、側溝のごみ拾い及び掃除、歩道及び植木(街路樹)の中に落ちているごみ、空き缶などの処理を行う。側溝の土砂等の処理は行わない。 |
(2) |
ごみ類は、燃えるもの、アルミ缶、空き缶、空き瓶と、種類ごとに分けて集め、指定された所に運ぶ。ごみの集積場所については、各地区の総代さんの指示に従う。 |
(3) |
小中学生が協力し合って活動し、交流を深める。 |
(4) |
交通安全に十分留意して、事故やけがのないように行う。 |
(5) |
地域の人や担当の先生の指示をよく聞いて、奉仕の気持ちを表現する。 |
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本来は、9月30日の予定であったが、台風接近のために12月9日に延期して行った。当日は薄曇りであったが、例年よりも暖かな日となった。7時50分に、各通学班の集合場所に集まり、中学生の通学団長が司会をして、はじめの式を行った。
はじめの式の例
・朝のあいさつ
・総代さんあいさつ
・通学団長から清掃分担
・担当教師からの諸注意
小学生は、学習用具を持って活動場所に集合した。用具を決められた場所に置き、通学班ごとに割り当ての場所のごみや空き缶拾いなどを行った。活動時間は1時間程度。活動後、通学班ごとに登校し、3限から平常授業を行った。 |
奉仕活動後の児童の作文から |
きょう、ほうしかつどうで中学生のおにいちゃん、おねえちゃんとごみひろいをしました。ガラス、クリップ、そのほかいろいろなものがおちていました。外にずっといると、とてもさむかったです。ごみがいっぱいおちていて、とてもざんねんでした。わたしは、それを見て、ごみをすてちゃあいけないな、と思いました。わたしは、ごみをすててはいけないとかんばんを作りたいくらいです。(2年女子) |
今日、3校合同ほうし活動を中学生のお兄さんやお姉さんとやりました。ぼくははっぱをふくろにいっぱいあつめました。ごみは、はっぱや空きかんがおちていました。おわったとき、ふくろがはっぱだらけでおもくなっていました。ぼくは、3校合同ほうし活動じゃあなくても、公園でごみがおちていたらひろおうと思いました。(2年男子) |
わたしは地下道のそうじをしました。地下道のはしっこを見たら、ビンのかけらがたくさん落ちていました。あぶないなあと思いながら、全部拾いました。そのとき、こんなごみを捨てる人はどんな人だろう、ほかの人がけがをしてしまってもかまわないのだろうか、と思いました。わたしは、ビンのかけらのほかに落ち葉を拾ったり、石や枝を取ったりしてきれいにしました。地下道のかべには、いろいろな落書きがありました。・・・
もし、物が動いたりしゃべったりしたら、ぜったいにかべや柱などは泣いているだろうなと思いました。自分の物やノートに落書きされたらみんなおこるくせに、自分の物じゃあなかったら、書いていいと思っているのかな。わたしは、今日の奉仕活動で、絶対に物を捨てたりしないと、心に決めました。(5年女子) |
このようにして、自分が住んでいる地域の実態を知ることや奉仕活動を通して、学年に応じた地域のとらえ方が芽生え、奉仕の心も育ちつつある。また、中学生や保護者・地域の方たちとのかかわりから、地域ぐるみで子どもたちを育てるという意識が広がっている。
学級の中では、なかなか素直に自分を表現できない6年のA男が、この日、ごみ袋いっぱいに空き缶を拾い集めていた。A男にとって、大きな心の収穫となったにちがいない。
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3校奉仕活動以外にも、6月には六斗目川の美化活動を地域ぐるみで行った。また、総合的な学習の各学年の実践でも、ごみ拾いや六斗目川の浄化活動が行われた。
今後もこれらの活動を継続して行うことによって、地域に対する愛着心や奉仕の心を育てていきたい。そして、地域ぐるみで子どもたちを温かく見守り、育んでいくことができるように願っている。
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