いきいきあいちっ子キャンペーン「体験活動の日」実践事例報告集いきいきあいちっ子キャンペーン イメージマーク 教育委員会のページへ
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目次
はじめに
実施要項
実施まとめ
実践実例報告
一宮市立丹陽南小学校
一宮市立千秋中学校
瀬戸市立東山小学校
小牧市立三ツ渕小学校
江南市立古知野中学校
葉栗郡木曽川町立
木曽川中学校
海部郡弥富町立弥生小学校
海部郡八開村立八開中学校
常滑市立鬼崎北小学校
知多市立つつじが丘小学校
岡崎市立緑丘小学校
碧南市立中央小学校
豊田市立古瀬間小学校
東加茂郡下山村立
三巴小学校
南設楽郡鳳来町立
山吉田小学校
北設楽郡富山村立
富山小学校・中学校
豊橋市立向山小学校
宝飯郡小坂井町立
小坂井中学校
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海部郡八開村立八開中学校

事業の概要
学校名 海部郡八開村立八開中学校
児童数 125名(男子63名,女子62名)
実施学年 全学年
実施生徒数 124名
活動場所 東海大橋緑地公園(木曽川河畔)および周辺
事業のねらい
 本年度も「いきいきあいちっ子キャンペーン」体験活動を「東海大橋ゴミゼロ作戦」と銘打ち実施した。今年で8年目を迎えるこの活動は,本校の伝統的な行事となっており,平成13年度には国土交通省から感謝状を授与された。この活動では,親や教師,地域の方々との共同作業を通して心の教育を推進し,自然を守り郷土を愛する心の育成を図ることをねらいとしている。
配慮事項
(1)生きる力をはぐくみ,自ら学び考える力の育成を図るために,企画・立案から関係諸機関との交渉にいたるまで,教師の指導の下,生徒会が中心となって取り組むようにした。
(2)学校から情報を発信し,地域の方々との協働から生徒が問題を身近なものとしてとらえられるように,保護者をはじめ,役場の職員,警察の方にも参加していただくことにした。
活動内容
(1)ゴミの回収作業
空き缶,ビニールゴミがいっぱい! メインの活動は何と言ってもゴミの回収作業である。木曽川に架かる東海大橋の周辺は,夏は家族連れや若い人たちでにぎわう。バーベキューをした跡やジュースやビールの缶をはじめ,ビニールゴミや紙パック,その他,さまざまな「ゴミの山」と化している。
 生徒たちは持参したビニール袋に班ごとでゴミを回収するが,30分も活動すると,持ってきた3枚のビニール袋はすでにいっぱいである。本部では生徒会役員やPTA役員の方々が,分別作業や袋詰め作業にあたっている。
 タイヤや自転車などの粗大ゴミもあり,トラック何台分ものゴミが回収された。
(2)除草作業
鎌で根気よく草を刈る生徒(3年生) 河川敷には生徒会が作成した,ゴミの不法投棄禁止を訴える看板が2か所に設置されている。周辺は草が伸び放題であるため,除草作業を実施している。おもに3年生が担当しており,どの生徒も学校から持参した鎌を片手に一生懸命取り組んでいた。少人数であるためすべての除草はできなかったが,ポイントを決めて根気よく作業にあたることができ,保護者の方々からも高い評価をいただくことができた。
 毎年,3年生が一番大変な作業に取り組む姿を後輩が見ることで,1・2年生もまじめに取り組んでおり,本校のよい伝統にもなっている。1時間ほどの短い作業ではあったが,活動を終えた生徒の顔にはほんのり汗が光り,満足そうな笑みがあふれていた。
活動の成果
(1)生徒の活動の様子や事後指導での感想文から,親や教師,地域の方々との共同作業を通して,心の教育を推進できたと判断された。以下に生徒の感想文を紹介する。
<生徒作文抜粋(2年女子)>
 ・・・活動し始めてすぐに「何,あのゴミ?」と見入ってしまったものは,何と自動車の座席部分でした。すごいゴミを見つけたなあと感心する反面,どうしてこんな大きなゴミを捨てるのかな。何と常識知らずの人がいるのだろうと思いました。私がこのような怒りを覚えている間にも,みんなはいきいきとゴミ拾いをしていました。 これから大人になる私たちは,この汗を流したすばらしい日のことを忘れないと思います。疲れたけれど,とてもさわやかな午後の活動でした。
(2)今年度初めての試みとして学校評価アンケートを教師,保護者,生徒の3者で実施した。その中の「学校では特色ある学校行事をしているか?」という設問に対して,以下のような調査結果であった。この結果からも成果を十分に評価できると思われる。
(数字は回答数、かっこ内の数字は%)
○保護者
 【よくあてはまる】21(19.27)【ややあてはまる】 55(50.46)
 【あまりあてはまらない】21(19.27)【全くあてはまらない】 3(2.75)
 【無回答】9 (8.26)
○教師
 【よくあてはまる】 4 (23.53) 【ややあてはまる】8 (47.06)
 【あまりあてはまらない】 5 (29.41) 【全くあてはまらない】0 (0.00)
 【無回答】0 (0.00)
○生徒
 【よくあてはまる】 63 (50.40) 【ややあてはまる】43 (34.40)
 【あまりあてはまらない】 17 (13.60) 【全くあてはまらない】2 (1.60)
 【無回答】 0 (0.00)
今後の課題
(1)8年目を迎えるこの活動は本校の伝統的な行事となっているが,今後,どのように広げていくか,また,深めていくか。その道筋を生徒とともに検討していきたい。
(2)学校の情報発信を充実させ,地域全体のモラルの向上にいかに寄与していくか。
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