いきいきあいちっ子キャンペーン「体験活動の日」実践事例報告集いきいきあいちっ子キャンペーン イメージマーク 教育委員会のページへ
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目次
はじめに
実施要項
実施まとめ
実践実例報告
一宮市立丹陽南小学校
一宮市立千秋中学校
瀬戸市立東山小学校
小牧市立三ツ渕小学校
江南市立古知野中学校
葉栗郡木曽川町立
木曽川中学校
海部郡弥富町立弥生小学校
海部郡八開村立八開中学校
常滑市立鬼崎北小学校
知多市立つつじが丘小学校
岡崎市立緑丘小学校
碧南市立中央小学校
豊田市立古瀬間小学校
東加茂郡下山村立
三巴小学校
南設楽郡鳳来町立
山吉田小学校
北設楽郡富山村立
富山小学校・中学校
豊橋市立向山小学校
宝飯郡小坂井町立
小坂井中学校
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一宮市立丹陽南小学校

事業の概要
学校名 一宮市立丹陽南小学校
児童数 268名(内男子138名,女子130名)
実施学年 【芋掘り体験】全学年
【保育園との交流】5年生
実施児童数 【芋掘り体験】268名
【保育園との交流】48名
活動場所 【芋掘り体験】学校園(みなみちゃんやさいランド)
【保育園との交流】学校園(みなみちゃんやさいランド)、
家庭科室・図工室
 6月に,全校児童で植えたサツマイモの苗が大きく生長し,収穫の時期を迎えた。植える段階から,途中の世話までお世話になった地域のゲストティーチャーの指導を受けながら,全校で芋掘り体験を実施した。また,保育園の子どもたちと,芋掘り体験や収穫した芋を使った鬼まんじゅう作りなど,5年生の児童が交流活動を行った。
事業のねらい
(1)食育の一環として,野菜の栽培を行い,命を大切にする心と思いやりの心を育てる。
(2)栽培に係る一連の勤労体験を通して,働くことの意義や大切さを知る。
(3)学校ボランティアの積極的な導入により,地域との関わりや地域の人との関わりを深める。
配慮事項
・GTとの打合せ及び日程調整
・雨天時の対応
・児童及び保育園児の安全や衛生面への配慮
活動内容
 本年度,文部科学省指定の「学校を中心とした食育推進活動事業」の実践中心校として,昨年度まで進めてきた食育の活動を見直し,一層の充実を目指して4月より食育に取り組んでいる。その食育の一環として,各学年がテーマにそって栽培野菜を決め,稲や野菜の栽培活動を行っているが,全校で栽培する作物として,春から秋にかけてはサツマイモを,秋から春にかけては玉ねぎを栽培している。
(1) 芋掘り体験
大きく育ったサツマイモを掘り出す子どもたち 芋掘りを始める前に,全校集会を開き,緑化委員会の児童が,青木昆陽の紹介やサツマイモの収穫の仕方を説明した。その後,ペア学年で学校の北側にある学校の畑(地域の方から借りている畑)に行き,地域のゲストティーチャーの指導を受け,芋掘りを行った。1本の細かった苗から,いくつもの大きな芋に変化したことに,経験の少ない1年生や2年生はもちろんのこと,5年生や6年生でも驚きや感動の声をあげる児童が何人もみられた。収穫の喜びは,何度経験しても変わることなく,今回の体験でもしっかりと感じることができた。
 また,本校は多くの野菜を栽培しているが,ほとんどは各学年が単独で栽培しており,全校児童で栽培する玉ねぎとサツマイモだけは,ペア学年で行っている。経験を積み重ねてきた高学年が,低学年にやさしく声かけをしながら収穫する姿に,成長の姿を感じるとともに,心が着実に育ちつつある様子が見られた。
(2)保育園との交流活動
保育園の子と鬼まんじゅうを作る5年生 今年度,ボランティア導入の一環として,保育園との交流を計画した。これまで,栽培活動などでは地域の方に,また調理などでは保護者の方に,ボランティアとして深く関わっていただいた。子どもの側から言えば,ボランティアを受ける,お世話になるという立場であった。そこで,少しでもお世話をする,相手に働きかけるという立場を体験することは,たいへん意義深いと考え,今年度初めての試みとして,保育園との交流を計画した。最初の活動として芋の苗植えを6月に行った。その芋が収穫の時期を迎えたため,芋掘り体験をともに行うこととし,11月1日に実施した。
 自分勝手な面がまだまだ多い5年生だが,芋掘りでは,「ここをほってごらん」とか,周りの土をよけて掘りやすくしてあげるなど,保育園児の面倒を見ようとする姿勢が見られた。また,鬼まんじゅう作りでも,自分がやりたいのもがまんして作業をやらせてあげたり,うまくできない子の手助けをしてあげたりする姿が見られた。
 この他にもクラブ活動の一環で,「お話クラブ」の子どもたちが,クラブの時間に保育園に出かけ,読み聞かせの活動も行っている。
活動の成果
(1)収穫の感動を味わうことができ,勤労の大切さや喜びを再確認することができたとともに,栽培でお世話になった地域の方への感謝の気持ちを一層強くすることができた。
(2)これまで,野菜などの栽培活動を通して,小さな命に対する思いやりの心を育てるよう努めてきたが,保育園児との交流の様子から,思いやりの心が着実に育ちつつある様子が見られた。
(3)クラブの活動として,保育園に出かけていき読み聞かせを行うという交流を行ったが,いずれも子どもたちが自分から進んで取り組みたいという姿を見せることができた。意欲的な姿勢を育てることができた。
今後の課題
(1)サツマイモを苗から栽培し,一斉に収穫する活動は4年目を迎える。今一度,栽培のねらいを明確にし,児童への浸透を図りたい。
(2)保育園との交流は初めてということで,苗植えと収穫のみの交流を実施したが,やはり,事前の打合せが十分とはいえなかった。また,苗植えと収穫だけの交流ではなく,その間にも交流を行うなど,1年間を通して継続的に交流を行うよう計画の見直しを図る必要がある。
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