常滑市立鬼崎北小学校
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―かがやく海をいつまでも―
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学校名 |
常滑市立鬼崎北小学校 |
児童数 |
170名 |
実施学年 |
全学年 |
実施児童数 |
170名 |
活動場所 |
鬼崎海岸一帯 |
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・奉仕活動,体験活動をとおして協力や思いやりの心を育てる。
・海岸の清掃活動をとおして,美しい海を守る意識の高揚と実践力を高める。
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・総合的な学習や生活科の学校テ−マ「海と友だち」の活動の継続して活動する。
・全校体制で取り組み,縦割り班のグループを生かし児童が協力して活動を行う。
・地域および保護者など広範囲に活動を呼びかけ協力を得る。
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1) 日時:平成16年11月2日(火) 13時〜15時30分
2) 参加者:児童 170名,職員 17人
協力依頼先より・・・ PTA委員 35人,名古屋・常滑海上保安部職員 8人,海上保安部マスコット(うみまるくん),明るい社会づくり協議会
10人,地域ボランティア 25人(地域の漁業協同組合員も含む) 計 265人
3) キャンペ−ンについての広報活動
(1) 全家庭へ「かがやく海をいつまでも」の案内を配布し協力を仰ぐ。
(2) 学校だより「なみ」を発行し地域へ活動の主旨と取り組みの理解を深める。
(3) 記者資料提供(地元TV取材・放映)し広くキャンペ−ンの主旨を理解してもらう。
(4)「いきいきいあいちっ子キャンペーン」のぼりを校舎内や海岸に多数立てる。
4) 日程 (児童 環境委員会担当)
(1) 始めの会
・校長先生のお話
・協力者の紹介
・海上保安部の方のお話
・海岸清掃の注意
全員で海へ移動
(2) 海岸でゴミ拾いを行う
(3) ゴミの回収・分別
(4) 学級での反省
5) 海岸清掃をキャンペ−ンの体験活動として取り上げたわけ
本校は,伊勢湾に面した常滑市にあり学校の西に広がる鬼崎海岸までは徒歩3分のところに位置している。数年前より地域との交流,地域素材を生かした総合的な学習および生活科の計画に学校テ−マ「海と友だち」を設定している。
海を教育活動に取り入れ,年間計画として海岸清掃や海のお祭り,漁業や海の生き物などを調べたりしていたりするので、児童や職員,保護者の海への関心が高まってきている。そこで
,さらに日頃の児童の体験活動の輪を広げ,地域の人との交流を深めようと今回のキャンペ−ンの活動の場として海を取り上げることにした。
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当日は,キャンペ−ンの主旨を理解していただき多くの活動協力者を得て海岸を広範囲に清掃することができた。児童は,縦割りグル−プのペア学年(異学年ごと)で組みになりゴミ拾いをした。ペアでの高学年の児童は低学年に分別を教えたり,重い物を持ってあげたりと相手に働きかける姿がよく見かけられた。
海上保安部の方から海の汚れの原因や環境を守ることについてのお話を聞いたり,活動を共にしながらゴミの分別から世界の海の様子も教えてもらうことができた。
また,PTA委員や保護者,地域のボランティアの方々は、児童の手に負えない大きなゴミや燃えない物の始末に力を貸していただき助かった。活動中には,何かと児童に声をかけてくださり,多くの方々との交流ができた。
学校へ持ち帰った大量のゴミを環境委員会の児童を中心に大人の人たちの手を借りて分別し片づけた。活動の前後や活動中に「お願いします。」「ありがとう。」のことばが飛び交い気持ちよく作業ができ,海岸もすっかりゴミがなくなり美しさを取り戻した。
児童たちは,これまでの海の活動で,海岸清掃に対しては恵み多い海を守ろうとする気持ちが高まっているので,活動にもひとりひとりが進んで取り組むことができた。
また,地域を見直し自分たちの手で守っていこうとする姿勢が小さいときから身についていくのにふさわしい活動であった。何よりも,キャンペーンの呼びかけに多くの方々の協力が得られたことに感謝したい。海を媒介にして学校と地域の結びつきやお互いを認め合い大切にする気持ちを深めることができた。
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14年のチラシの配布,15年の標語の作成,今年度の体験活動と年ごとに「いきいきあいちっ子キャンペーン」の主旨は教職員・保護者・(児童も含め)に理解され,PTAや学校行事の年間活動の中に位置づけられてきた。学校・地域・家庭等それぞれの集団の中で健全育成を目標に大人から子どもまでが日常的に取り組めることを継続していきたい。また,情報交換の場を持ち成果や課題,方法などをお互いに生かしたい。
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