いきいきあいちっ子キャンペーン「体験活動の日」実践事例報告集いきいきあいちっ子キャンペーン イメージマーク 教育委員会のページへ
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目次
はじめに
実施要項
実施まとめ
実践実例報告
一宮市立丹陽南小学校
一宮市立千秋中学校
瀬戸市立東山小学校
小牧市立三ツ渕小学校
江南市立古知野中学校
葉栗郡木曽川町立
木曽川中学校
海部郡弥富町立弥生小学校
海部郡八開村立八開中学校
常滑市立鬼崎北小学校
知多市立つつじが丘小学校
岡崎市立緑丘小学校
碧南市立中央小学校
豊田市立古瀬間小学校
東加茂郡下山村立
三巴小学校
南設楽郡鳳来町立
山吉田小学校
北設楽郡富山村立
富山小学校・中学校
豊橋市立向山小学校
宝飯郡小坂井町立
小坂井中学校
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富山村立富山小学校・中学校

事業の概要
学校名 富山村立富山小学校 富山村立富山中学校
児童数 20名(男子11,女子9) 14名(男子8,女子6)
実施学年 全学年 全学年
実施児童生徒数 20名 14名
活動場所 富山小中学校、周辺道路
事業のねらい
小中合同で、異学年で構成された委員会(区)を単位として活動し、自立心と社会性を育み、望ましい人間関係を育てる。
保育園、保護者、地域の住民やお年寄りを招き、交流を深める。
配慮事項
高学年児童や中学校生徒の自治力を高めるために、教師の指導助言は最小限にとどめる。
料理で包丁や火を使う場面があるので、常に教師がそばにいて、安全面に配慮する。
各児童生徒が仮装をし、学校周辺道路を練り歩くので、道路使用許可申請を駐在所に提出し、安全面に配慮する。
活動内容
(1) 子ども村活動の概要
 小中合同の活動であり、小学校1年生から中学校3年生までの縦割りによって、4つの委員会(本校では区と称する)で構成されている。
※ 組織
○ 村長(中学生1名) ○助役(小学生1名)
○ 区長(各区中学生1名 計4名) ○副区長(各区小学生1名 計4名)
区名 構成員
(8〜9名)
主な活動内容(○は行事 *は常時活動)
【集会】 ・区長・副区長
・区民
○新村民を迎える会
*朝礼進行、休み時間の集団遊び
【美化】 ・区長・副区長
・区民
○村内美化活動(毎月1回)
*花作り、花壇の世話、掃除道具点検
【福祉・図書】 ・区長・副区長
・区民
○ふれあいゲートボール
*図書館管理
【生活】 ・区長・副区長
・区民
○学校保健委員会(1学期)
*給食、保健
 各区が常時活動、行事立案・実行に取り組んでいる。村の玄関口であるJR飯田線大嵐駅の清掃活動も小中全校体制で毎月1回実施している。そして、最大の行事は毎年11月に行われている「子ども村祭り」である。
(2) 子ども村祭り(11月6日【土】実施)
 9月上旬、二役区長会(村長、助役、区長の計6名)で子ども村祭りの原案を作成し、9月中旬、村長から全児童生徒に概要説明を行い、各区ごとに話し合いを重ね、催し物の準備を始めた。
【子ども村祭り当日の日程】
8:00〜10:50 飾り付け・調理等準備
11:00〜11:50 仮装による練り歩き
12:00〜13:00 開会式・会食・片づけ
13:00〜13:50 ふれあいコーナー
14:00〜14:50 総合学習の発表等
15:00〜15:40 閉会式・片づけ
 今年のスローガンは、「感謝・感激」に決まった。畑からの収穫物に感謝、畑を貸してくれたりお世話になったりした村の方々に感謝、そして一生懸命取り組むことによって感激を味わうという主旨である。祭りを2週間後に控えた頃、子どもたちで分担し、村内の全戸に案内状を配って回った。祭りの前日には、収穫したサツマイモと里芋の料理の下ごしらえを行い当日に備えた。
仮装による村内練り歩き 子ども村祭り当日、子どもたちは登校するやいなや、分担したり協力し合って校庭の飾り付けや調理、催し物の準備を始めた。祭りは仮装しての村内練り歩きから始まった。児童生徒はもちろん、教師や保護者、保育園児も年に一度の仮装に気合いを入れての参加となった。学校に戻り、子どもたちが調理した豚汁や茶巾絞りなどを振る舞っての会食を行った。村の方々からの手作りパンやゼリーの差し入れもあり、和やかな時間となった。
坊主めくりに興じる児童生徒と参加者 会食後は、各区が準備した催し物を行った。楽しみながら体力テストができるコーナーや子どもが伴奏するカラオケコーナー、ペープサートやゲームのコーナー、身近なペットボトルや牛乳パックでのアクセサリー作りコーナー、保育園児が運営するゲームコーナーなどがあり、どのコーナーもアイデアいっぱいで、参加者は時間を忘れて楽しさを味わった。
 続いて行われた生活科や総合的な学習の発表では、小学校1・2年生は、栃の実の皮などを材料にした人形作り、3・4年生は梅ジャムなどの富山に伝わる味、5・6年生は、自分たちが育てた麦や米の脱穀やもみすりなどの実演、中学1・2年生は、「富山」をテーマに石仏や沢についての発表、鷹の巣の再現、お茶を使ったお菓子作りの実演、中学3年生は、学習してきた職業や進路に関わっての職場体験等の発表が行われました。
活動の成果
 活動の成果として、子どもたちの協調性や自治力が高まってきたこと、異学年との関わりがさらに深まってきたこと、村民や地域との交流・関わりが深まったことがあげられる。
今後の課題
 今後の課題としては、村長を中心とした自治的組織力の強化・向上をめざした指導・助言といった教師側の対応の改善とともに、子どもたちが自分たちの力で克服していこうとする意識の向上を図り、一層の充実感が味わえるように進めていきたい。
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