葉栗郡木曽川町立木曽川中学校
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〜木曽川町健康フェア(11月3日)への参加活動〜 |
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学校名 |
葉栗郡木曽川町立木曽川中学校 |
児童数 |
967名(男子511名,女子456名) |
実施学年 |
全学年 |
実施生徒数 |
ボランティア活動:46名、調べ学習:31名、標語づくり:全生徒 |
活動場所 |
木曽川町保健センター |
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(1) 子どもから大人まで幅広い年齢層の人たちに、健康について正しい知識や関心を持 ってもらう。
(2) 健康について考え、さらに命の歩みをはだで感じることのできる体験をする。
(3) ボランティア活動に参加して、思いやりの大切さや協力することの喜びを体験する。
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(1) 1日の活動となるため、負担を軽減。午前と午後の2つの班に分けて活動する。
(2) 交通事故や活動中のけがを考え、団体障害保険に加入する。また、会場までの交通マナーの指導を行う。
(3) いろいろな団体が主催しているコーナーを回り、社会的な見識を深めることができるようにする。
(4) ボランティア活動は、「してあげる」のではなく、「させていただく」という気持ちで臨むよう事前に指導する。
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(1) 木曽川中学校コーナーの設置
ア ふれあいボランティア「ちびっこと遊ぼう」
(ア) 手順
(1)内容を説明したチラシを配布し、ボランティアを募る。
(2)多すぎても少なすぎても活動がしにくいので、40〜60名を募集する。
(3)当日の「遊ぶ」内容を考え、誰が何をするのか、役割分担をする。
(4)ちびっこと一緒になって作っていく、「おもちゃ」の作り方の講習会を開く。
(イ) 「遊ぶ」の内容
○新聞紙を使用した「おもちゃ」作り
・弓矢(まとあてゲームをするためのもの)・わっかけん玉
○ 折り紙 ○ ジグソーパズル ○ 立体動物作り ○ ぬりえ ○ 手品
(ウ) 当日の概要
このコーナーは直接的には保健関係と結びついていない。親が子どもと一緒に楽しもうということでちびっこを連れてこられる方が多い。いわば、このコーナーは託児所的な役割を果たしている。しかし、ねらいのひとつである「命の歩み」を体験する場所としては最適だと考えている。
当日は100人を超えるちびっこを相手に活動。生徒たちはボランティアで参加しているという意識は全くなく、ちびっこに同化し、一緒になって遊んでいた。
イ 生徒保健安全委員会「エイズを知ろう」
(ア) 内容決定の理由
保健安全委員会では、地域の人々へ直接発信できる健康フェアへの参加を目標として、夏休み前からテーマを話し合ってきた。これまで、「薬物乱用」「喫煙防止」「セルフディフェンス」を発表し、地域の人々と意見交換をしてきた。本年度は、新聞等でエイズ感染者の増加にともない、エイズ孤児や高価な薬の問題が議論されている報道から、エイズについて調べ学習をし、発表することにした。今回の取り組みを通して、生徒自身がエイズ問題を考えるきっかけとなるような学習をしていきたいと考えた。そして、あまり関係のない病気と思ってみえるだろう地域の人々にエイズへの理解を深めるような働きかけを展開したい。
(イ) 調べ学習のテーマ(展示物B紙1枚にまとめる)
1年男子「エイズとはどんな病気(その1)」
1年女子「世界と日本のエイズ発生の様子 」
2年男子「エイズ Q&A 」
2年女子「エイズに感染するのはどんなとき」
3年男子「エイズとはどんな病気(その2)」
3年女子「感染した人からのメッセージ」
・当日の発表(各学年の代表生徒)
(2) 健康フェア標語の応募
健康生活への関心を高めるため、「健康に関する標語」作りを全校で取り組み、応募した。
中学生の部
最優秀「早起きし 家族みんなで ウォーキング」中1男子
優秀「笑顔咲け 元気になろう心から」中2女子
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健康フェア当日のボランティア活動に参加した生徒は、全校生の約5パーセントであるが、全生徒が標語づくりをし、保健安全委員が展示物を作成するなど学校が町の行事を支える一翼を担っている。町民に中学生が活躍する姿を見てもらうことにより、町民の生徒を見る目が変わり、生徒も地域で頼りにされていると感じるようになってきている。
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来年4月1日に木曽川町が一宮市や尾西市と合併することにより、健康フェアの会場が遠くなると聞いている。行き帰りの交通手段や安全確保をどうするか、生徒が校区外の広い範囲の住民とどのような内容や形で関わりを持つとよいか、時間をかけ十分に検討する必要がある。
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