講演・講義
古代文字社会で漢字を万葉仮名に応用し、日本語転写が可能になった。万葉仮名によって奈良時代の音声を復元できる。平安時代に平仮名が発明されたが大規模な音変化が起こり、これを収めて古典文の書式が確立した。
【講義予定】
第1回:漢字を受け入れて律令文書行政を柱にした文字社会が成立した。その過程で和歌や天皇の言葉である宣命が記載可能になった。万葉仮名を資料にした奈良時代音声復元の方法を考える。
第2回:平安時代に平仮名が発明されて王朝文学が大いに振るった。しかし、平安末期に「いゐひ」「えゑへ」「おをほ」の仮名遣いを混乱させる音声変化が起こり、貴族の教養に危機が生まれた。この状況に介入した藤原定家が雅語の綴りを統一し、文面に漢字を適宜配することで理解しやすい古典文学の書式を確立した。
講師:釘貫亨氏(名古屋大学名誉教授)
※教室受講コースとオンライン受講コースがあります。
開催期間
- 2024年 5月 21日から 2024年 6月 18日 まで(第3週:火曜)
- 13:00〜14:30
開催会場
- 朝日カルチャーセンター
受講費用
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全2回8,074円(朝日カルチャーセンター会員6,974円)
申込み
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申込方法:
朝日カルチャーセンター名古屋052-249-5553、またはWEB(https://www.asahiculture.com)から
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申込期間:
2024年 2月 16日 から 2024年 5月 19日 まで
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申込先:
朝日カルチャーセンター
〒 460-0008 愛知県名古屋市中区栄3−4−5 スカイル10階
TEL:052-249-5553 FAX:052-241-1943
問合せ先
- 朝日カルチャーセンター
- 〒 460-0008 愛知県名古屋市中区栄3−4−5 スカイル10階
- TEL:052-249-5553 FAX:052-241-1943