水の蒸発
水は温度が高くなると蒸発しやすくなります。これは、夏の方が洗濯物がよく乾くことから経験でよく知られていることです。では、なぜ温度が高いほど水は蒸発しやすくなるのでしょうか。
水は小さな粒でできています。この粒は水でも水蒸気でも同じです。(水の分子といいます。)水蒸気と水の違いは、この粒の動きにあります。粒が自由に飛び回っている状態が気体である水蒸気、逆に互いに引き合いながらうごめいている状態が液体である水です。
この粒(分子)の動きが水の蒸発に関係しています。温度が高ければ、粒の動きは活発になり、水蒸気になりやすくなります。また、温度が低ければ、粒の動きがにぶり、水になりやすくなるのです。
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