マグデブルグの半球

 地上付近では、気圧のため約1平方cmにつき1kg重の力を受けます。(1kg重/平方センチメートルの圧力)

 地上にあるものは、この圧力(気圧)を受けています。中の空気を抜き、気圧による力の大きさを確かめる装置を「マグデブルグの半球」といいます。中を完全な真空にできたなら、直径を20cmの半球を引き離すのに、300kg重以上の力が必要になります。

hankyu1.jpg (15860 バイト)  写真の装置を「マグデブルグの半球」といいます。2つの半球を合わせると1つの球になります。左側の半球には中の空気を抜く部分がついています。
hankyu2.jpg (22813 バイト)  真空ポンプという装置です。モーターの力で空気を抜くことができます。
hankyu3.jpg (20443 バイト)  半球を二つ合わせ、真空ポンプで空気を抜いています。半球の合わせ目には空気がもれないように油が塗ってあります。
hankyu4.jpg (21447 バイト)  空気を抜くと2つの半球はしっかりとくっついてしまいます。これはまわりの空気が半球を押しているためです。
hankyu5.jpg (22327 バイト)  半球の中に空気を入れると、
hankyu6.jpg (23037 バイト)  半球は簡単に割れてしまいます。中に入れた空気が内側から半球を押しているからです。

 

気圧のあらわし方 1気圧の大きさ
高さと気圧の関係 大気圧が生じる理由
高気圧・低気圧 前線
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