イベント
愛知県の瀬戸焼と常滑焼、岐阜県の美濃焼、三重県の萬古焼。これらは東海三県で生産される、それぞれに魅力あるやきものです。明治時代にはこれらの輸出が盛んとなって、従来とは異なる技法や装飾も発達しました。
瀬戸では伝統ある染付磁器の制作に加え、他産地への上絵付用磁器素地の供給も行います。常滑では鉄分を含む土を赤く発色させる「朱泥」の陶器に、立体的な装飾を貼り付けて輸出しました。瀬戸と同一視されがちだった美濃では「美濃焼」というアイデンティティが生まれ、アール・ヌーヴォーの流行を受けた優美な釉下彩の技法も花開きます。萬古焼は灰色の陶器に色鮮やかな釉薬や化粧土をまとわせ、四日市港を活用して販路を海外へ広げたのです。
本企画展では明治・大正時代を中心に、瀬戸・美濃・萬古・常滑で発展した特色ある美の競演をお楽しみいただきます。
開催期間
- 2023年 10月 27日から 2024年 1月 28日 まで
- 休館日:毎週月曜日(祝・休日の場合開館、翌平日休館)、
年末年始(2023年12月28日〜2024年1月4日)
開催会場
- 横山美術館
受講費用
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入館料
一般1000円(800円)
高・大学生・シニア65歳以上800円(600円)
中学生600円(400円)
小学生以下無料
*障がい者手帳をお持ちの方700円
*( )内は20名以上の団体料金
その他
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ギャラリートーク:
当館学芸員による作品解説を行います。
*事前申込不要、要入館料
*開始時刻に当館1階ロビーにお集まりください
11月4日(土)、11月18日(土)、12月2日(土)、12月16日(土)、1月6日(土)、1月20日(土)
各日13:30より1時間〜1時間半程度
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作品紹介:
○画像2枚目
五代 西浦圓治《釉下彩菖蒲図花瓶》明治時代後期
○画像3枚目
龍工組《朱泥龍図花瓶》明治時代中期
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ホームページURL:
https://www.yokoyama-art-museum.or.jp
問合せ先
- 横山美術館
- 〒 461-0004 名古屋市東区葵1-1-21
- TEL:052-931-0006 FAX:052-931-0008
- E-Mail:2017@yokoyama-art-museum.or.jp