輝け あいちっ子 
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(2)家庭教育を支援します。
ア 子育てネットワーカーの成り立ち
 いろいろな地域で、これまでにも子育てに関する自発的なグループがありましたが、残念ながらあまり地域の人たちに知られていませんでした。そこで、それらのグループやかかわっている人たちをネットワークで結び、更に子育てについて気軽に相談に応じたり、求めに応じてアドバイスしたり、地域の親たちのグループを組織し、自主的な活動が展開できるようなネットワークづくりを支援する役割を果たす人たちをもっと増やそう、ということになったのです。
 上から教える指導者とか専門の教育や訓練を受けた専門家というのではありません。むしろ横で一緒に悩んでくれる人、町内の世話役、あるいは盆踊りだと率先して踊りの指導を買って出てくる向かいのおばさん、といった井戸端会議的に身近に相談に乗れる仲間として、子育てネットワーカーを位置づけています。地域社会の中には、このように子育ての支援に協力してくれる有能な人材が数多く埋もれています。行政機関や関係団体が中心になって、こうした人たちに子育てネットワーカーとして基本的な訓練を受けてもらい、家庭教育をサポートするネットワークを築き上げていくことを願っています。
イ ボランティアとしての子育てネットワーカー
 ボランティアとは、その文字が示すとおり、自主的な志願に基づく奉仕活動です。子育てネットワーカーも、子育てについて困っている人を援助したい、人の役に立ちたいという奉仕の精神から活動に参加してくれる人を求めています。
 ボランティアといっても、気まぐれ参加であったり、無責任体制であってよいはずがありません。ある程度継続的に参加できて、しかも自らの経験や技能に基づいて積極的に子育ての相談や指導に当たってもらえる人が望まれます。援助するための技能を高めてもらうことも必要です。


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