輝け あいちっ子 
もどる  目次へ  すすむ  

(3)親子で参加する地域の催し
 地域活動の大きなものに各種の催しがあります。子どもの数が減ったり、生活の変化などで、最近は地域の催しも少なくなり、参加する人も減ってきています。しかし、催しを通じて地域の人たちのつながりを深めることができます。地域社会を生き生きしたものにし、子どもたちにとって魅力的なものにするためにも、積極的な参加が必要です。
ア 催し物の意義
 地域の人たちが生き生きとつながり、助け合って暮らすことはとても大きな意味があります。その「きっかけ」を作ってくれるのが地域の催しです。
 大震災のあとの神戸市で、人々の心をまとめ復興の大きな励ましになったのが、近隣集団による「神戸まつり」の子どもみこしや演奏会だったといいます。これは大きな教訓です。
 愛知県内でも、古典芸能や寺社の伝統行事、新しいスポーツ大会、フェスティバルなどで地域の盛り上がりに成功した例がたくさんあります。
イ お父さんもー緒に 父母の地域ふれあい活動への参加度・参加している地域ふれあい活動
 地域の行事に親子そろって参加する姿はほほえましく、子どもたちがうれしそうな顔をします。ただ、どちらかというと「お母さん任せ」が多いのではないでしょうか。週休2日制も相当に普及してきました。サラリーマンの仕事の仕方にも変化が見られます。父親の参加は、子どもたちにとって大きな喜びになるでしょう。
ウ PTAの地域活動
 家庭、地域社会、学校をつなぐパイプ役を担う社会教育団体にPTAがあります。多くの地区で地域活動の中心的な役割を果たしています。そして、PTAを“卒業”後もその活動やつながりは地域の財産として残されています。ますます、地域活動の中核になるよう期待されています。
エ 地域の催しを支える力と工夫
 子ども会、スポーツ少年団、ボーイスカウト、ガールスカウトなど少年団体の活動も大きな役割を果たしています。その活動を支えているのは地域のボランティアです。子どもたちにとって楽しい地域づくりのためにボランティアのみなさんの活躍は、今後ますます期待されます。地域の人たちが進んで役割を果たしてほしいものです。
オ ネットワークづくり
 子どもたちのための活動は時に指導者たちの負担を増やす場合があります。みんなで支え合うことが大切です。また、多くの団体やグループとの連携、相互協力のためにネットワークづくりもますます求められています。


もどる  目次へ  すすむ