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子どもは、まねをしながらいろいろ学んでいきます。手や顔を洗っている姿や食事や着替えをするところなど、毎日の生活の中で、あなたはよいモデルになっているでしょうか。
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歩けるようになって、行動範囲が広がり、何にでも興味を示し、たたいたり、さわったり、動かしてみたりします。そんな時、すぐに「だめ」「いけません」と言って、子どもの知りたい、やりたいという自立の芽を摘み取ってはいないでしょうか。
3 あなたはどんな親のタイプですか
世の中にはいろいろなお父さん、お母さんがいて、それぞれ子どもの個性も違います。次にあげる親の3つのタイプは、どれも望ましいタイプではありません。でも、よく見られるタイプです。もしあなたの性格や気持ちにあてはまるものがあったら、○をつけてみてください。○の多いのが、あなたのタイプと言えそうです。タイプが見つかったら、次に書かれている〈これだけはのポイント〉を読んでみてください。
(1)おしつけタイプ(過干渉)
ア 子どもはまだ小さいから、親の言うままだと思う。
イ ついガミガミ叱ってしまうことが多いと思う。
ウ どちらかというと子どもを押さえ、自分の思うようにしようと思う。
エ こうすれば子どもによいと考え、先取りしてレールを敷いてしまう。
(2)きっちりタイプ(完璧主義)
ア 子どもが○歳○か月になったから、もうやれなくてはとあせることが多い。
イ 物事がきちんとできないといらいらする。
ウ 子どもが汚したり、何でもさわったりすることが気になり放っておけない。
エ 決めた生活リズムがうまくいかないと落ち着かない。
(3)せっかちタイプ(性急)
ア 子どものペースを考えず、すぐ「早く早く」と言う。
イ トイレトレーニングがうまくいかないので、ついおこってしまう。
ウ 子どもの発達やしつけなど、早い方がいいと思う。
エ よその子どもと比較してあせることが多い。
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