
映画を読むとはどういうことか |
総合芸術としての映画
映画とは非常にハイブリッドな芸術です。音楽(メロディー)はサイレントのときからセリフに匹敵する力を持っていました。優れた映画には必ず優れた音楽が使われています。演劇は映画におけるアクションとセリフにつながります。また、絵画や写真はフレームにかかわってきますし、文学は映画では物語性やプロットにつながります。ですから、1つの映画には様々な表現方法が実現されていることになります。映画の面白さ、新しさも、また、映画を論ずるのが難しいのもこのハイブリッド性にあるといえるでしょう。