イベント


明治から昭和にかけ、名古屋市東区付近は多くの絵付け工場や貿易業者が軒を連ねる日本最大の集積地として輸出陶磁器産業繁栄の起点となりました。
明治42年には日本陶器合名会社内に「技芸科」が設置され、絵画科・彫刻科を備えた履修体制はある種、社内美術学校の先駆けとなっていきます。当初の「(食器づくりのための)従業員の技芸の進歩」という指導方針は、次第に「絵画・彫刻に関する技術と教養の育成」へとその範囲を広げ、技芸科生による作品展や図案展が毎年開催されるようになりました。そうした環境の中から、市ノ木慶治のような中部画壇でも活躍する職工も現れます。
本展では、明治から昭和、そして現在も製陶会社で連綿と引き継がれる絵画・彫刻技術の精華を一堂にご覧いただきます。
【市ノ木慶治 (しのきけいじ) (1891-1969)】
森村組を代表する陶磁器絵付師で、帝展・日展の中部画壇でも活躍した。絵付けした作品に個人の名前を書き込むことが許された初めての画工といわれ、手掛けた作品から「薔薇の市ノ木」とも呼ばれた。
開催期間
- 2025年 1月 10日から 2025年 4月 13日 まで(毎週 日曜、火曜、水曜、木曜、金曜、土曜)
- 休 館 日 :月曜日(祝休日の場合開館し、翌平日休館)
開館時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)
開催会場
- 横山美術館
受講費用
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【入館料】
一般:1000円(800円)
高・大学生・シニア65歳以上:800円(600円)
中学生:600円(400円)
小学生以下:無料
*障がい者手帳をお持ちの方700円
*( )内は20名以上の団体料金
申込み
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申込先:
横山美術館
〒 461-0004 名古屋市東区葵1-1-21
TEL:052-931-0006 FAX:052-931-0008
その他
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講演会「上絵付技法からみる市ノ木慶治作品の魅力について」:
〈市ノ木の上絵の素晴らしさ〉〈技法について(模写を踏まえて)〉を中心に、新たな考察なども含めお話しいただきます。
日 時:2025年3月23日(日) 13:30〜15:00
講 師:杉山ひとみ氏(一級陶磁器製造技能士)
申込方法:2025年1月10日(金)よりお電話またはメールにて先着順
(一般に先立ち、パスポート会員の先行受付あり)
参 加 費:無料(要入館料)
定 員:20名(要事前申込)
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ギャラリートーク:
学芸員による展示(企画展・常設展)解説を行います。
日 時:1月18日(土)、2月1日(土)、2月15日(土)、
3月1日(土)、3月15日(土)、4月5日(土)
各日13:30〜 1時間程度
場 所:横山美術館展示室
※事前申込不要、要入館料
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ホームページURL:
https://www.yokoyama-art-museum.or.jp/
問合せ先
- 横山美術館
- 〒 461-0004 名古屋市東区葵1-1-21
- TEL:052-931-0006 FAX:052-931-0008
- E-Mail:2017@yokoyama-art-museum.or.jp