人権ふれあい紙芝居「もう、かみなりはおちません」



人権ふれあい紙芝居の活用にあたって

はじめに

 想像力、言葉による理解力、認識力が次第に育ってくる時期の子どもたちへの人権教育はとても重要なものです。いろいろな問題に対する子どもたちなりの体験からの「気付き」は、必要であり、絵本やお話の本などを活用することで、想像力等を育て、自分を大切にする感情とともに、他の人のことも思いやれるような心を育むことが大切であると考えています。
 その趣旨により、人権尊重の意識を高めるための啓発用資材として、優しさや人を信じることの大切さなどを織り交ぜた、津島市独自の人権ふれあい紙芝居を作成し、今後の人権教育・人権擁護活動に活用していくことにいたしました。

人権ふれあい紙芝居の名称

『もう、かみなりはおちません』

人権ふれあい紙芝居のあらすじ

 暑い夏の日のことです。雲の上からかみなりの親子が、土砂降りの雨と落雷をおこし村人を怖がらせていました。そんな時、いつもの様に大きな音と落雷をおこそうと、あんまりにも手を振り上げて太鼓を叩こうとした子どもかみなりが、雲の上から地上に落ちてしまいました。落雷や大きな音に怯えている村人は、子どもかみなりを捕らえ、かぶせた金だらいを叩いたりして、子どもかみなりをいじめます。   子どもかみなりがかわいそうになった村人の一人が、親父かみなりと、今後はこの村にかみなりは落とさないようにするとの約束をして、子どもかみなりを雲の上に帰してやることにしました。それからは、村に作物のための雨は降るが、家を落雷の被害で壊されるようなことはなくなったという物語です。

人権ふれあい紙芝居の実演について

@ パソコンによる絵画面(パワーポイント)の操作においては、実演本文中の−ぬく−の箇所をクリックにより操作してください。
A 実演本文を印刷し、紙芝居の絵画面(パワーポイント)に併せて、実演朗読してください。
B 実演本文中にある音(落ちるときの音や太鼓、金だらいを叩く音)などについては、施設にある太鼓やバケツを叩くなどして音を出すのが効果です。
C 実演本文中の「津島村」は、実演する所在地名に置き換えるのが効果的です。

教材データ

@AのコンテンツはWordファイルです。
BのコンテンツはPowerPointファイルです。

制作

平成25年度
愛知人権ファンクション委員会
津島市人権ふれあい教室実行委員会