「棒の手」は、愛知県の代表的な民俗芸能のひとつです。「長久手の棒の手」は、昭和31年6月に県の無形民俗文化財に指定されています。棒の手の起源は、はっきりとした資料がなく定説がありません。
棒の手の演技は、定型的な短い動作の「手(型)」が基本で、「手」をいくつも組み合わせてひとつの種目とします。棒のみ使う技が「表芸」、キレモノといわれる得物(槍、鎌などの武具)を使う技が「裏芸」とされます。初期のものは動きも少なく「手」の量も多くありませんでしたが、他の武芸の影響を受けて内容が大きく変わってきたようです。
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