愛知県ビデオコンテンツ 平成21年度 愛知県民俗芸能大会 〜瀬戸市大会〜
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        おどり
ばしょう踊

 「ばしょう踊」は、一宮市北方町東大日に伝わる民俗芸能で、従来干ばつの際に雨乞い踊りとして踊られました。岐阜県の谷汲(たにぐみ)などに伝承されている踊りと同様、風流踊りの系譜をひくものです。
 踊りは、4人の武将と8人の鉦擦り(かねすり)子どもで構成され、唄い手、笛吹きがこれに加わります。武将が背負う「ばしょう」の葉に見立てた指物(さしもの)は、1年の月日を現しています。竹の長さは12尺、芭蕉の葉は12本(竹を12に割り裂いている)、月を現し、そこに張ってある金銀赤などの365枚の色紙は日にちを現します。
 

 踊りには順序があり、「みちゆき」、「雨乞い」、「ひょうし踊り」、「ひねり踊り」と踊りますが、ここでは「雨乞い」が収録されています。通常「雨乞い」を踊るときの色紙は白ですが、今回は豊年踊りということで五色(緑・金・赤・銀・紫)での踊りとなっています。

【出演団体】 ばしょう踊保存会(一宮市)

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