「ばしょう踊」は、一宮市北方町東大日に伝わる民俗芸能で、従来干ばつの際に雨乞い踊りとして踊られました。岐阜県の谷汲(たにぐみ)などに伝承されている踊りと同様、風流踊りの系譜をひくものです。
踊りは、4人の武将と8人の鉦擦り(かねすり)子どもで構成され、唄い手、笛吹きがこれに加わります。武将が背負う「ばしょう」の葉に見立てた指物(さしもの)は、1年の月日を現しています。竹の長さは12尺、芭蕉の葉は12本(竹を12に割り裂いている)、月を現し、そこに張ってある金銀赤などの365枚の色紙は日にちを現します。
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