国際博覧会を通じて見る情報通信技術の発展 
もどる  目次へ  すすむ  
2.キーワードに見る時代の変遷

  時代の変化のところに話を元に戻します。【公開講座リーフレットの表を参照】時代によって考え方とかその時代の重要なものがあります。工業時代(社会)で何が大事かというと、ものづくりなので生産手段の機械があるということが重要です。それほど情報は発達してないので誰が国を治めるのか、誰が会社をコントロールしていくのか、国家とか権力とかが大事だと思われます。日米安保条約とか学生が自分の就職など顧みずに学生運動をしていたのがこの時代です。

情報社会では生産手段より大事なものは知識であると思います。例えばユニクロの例をとるとフリースの開発をしているだけで自前の工場は持っていません。新しい素材や売れ筋の色などを開発しているだけであります。(情報や知識が大事―そのような情報を持っているところが利益を出していく)国家とか権力よりもお金を握った人が勝ち、国よりも会社、会社よりもお金、価値観が変わってきています。21世紀2,030年ぐらいには、 知識とか情報というものはネットまたは情報システムを使って入手することができて、創造性が大事になってきます、会社より個人を大事にする、お金よりも文化を大事にする。“情報”かつては工業時代はいかに情報を管理するかが大事でありました。今、○福などの偽装の問題、2〜30年前は絶対に不正は表には出てこない、ばれない様にしていました。情報の取扱いが問題で、情報を変えるということがどれぐらい重いことか、情報時代の中にいて情報が信頼できる、できないとはどういうことか分かってない企業の幾つかが問題になっています。情報公開の時代なので、いかに情報を公開していくかが問われています。かつては情報をいかに管理するかという時代であったが、いまは公開する時代であります。そしてこれからは情報共有の時代が始まっています。野菜でも生産者名が記入してあったり、さらにQRコードが付いていれば携帯でさらに詳しい情報を知ることができます。みんなで情報を共有する時代となっています。
“HAVE/DO/BE” しあわせを入れておく器の変化。どんなときに幸せを感じるのか。
 HAVE―物が手に入る。物を手に入れると幸せを感じる。物が売れた。商品が高くても購入すると うれしく思った。
 DO  ― 体験する、行動する、経験する。海外旅行、おいしいもの食べに行ったりする、現在物を売って商売している人はつらい。物を買うのは欲しいので買うのではなく安いから買う。創造社会。
 BE  ―これからの世界、地球に優しい生き方をしたい、健康にいい無農薬野菜を買う、このように時代によって価値観が変わって来ている。このことは万博にも影響します。  
もどる  目次へ  すすむ