古くて新しい狂言の世界 
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茂山千三郎
茂山千三郎 氏
はじめに

 ご紹介いただきました茂山千三郎です。狂言の業界では、50歳を越えないと評に載らない世界であり、30歳代後半の私は若手なのだと思っています。

 「きょうげん」という言葉を聞いて、まず古典の「狂言」を思い浮かべる人は約3割で、ほとんどの人は「狂言強盗」と思い浮かべます。狂言師のメディア露出が増えるなど、「狂言」という単語が世の中に知れ渡るようになり、ブームも到来し、たくさんの人に観ていただく機会が増えました。

 今なぜ「狂言」が受け入れられたのかを含めて、そのおもしろさを伝えられればよいと思います。



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