1 子どもは遊びを通して、いろいろな知識を身につけるものです。室内の遊びだけではなく、屋外での遊びを子どもにさせているでしょうか。
2 「早く知識を身につけさせたい」という親のあせりから、子どもに興味のない遊びを無理にやらせていないでしょうか。
3 子ども同士が夢中になって遊んでいる時に、親があれこれ指図をしていないでしょうか。
4 一人遊びをしていた子どもも、友達を求めるようになります。近所の人や親同士が仲良く交際している姿を見せたり、子どもが友達と遊べる機会を作っているでしょうか。
★子どもの遊びとは
子どもは本来、好奇心おう盛で、おもちゃだけでなく自分の身の周りの物や事柄など様々なことに興味を示し、自分から働きかけていきます。そして、気に入ったことが見つかると我を忘れて遊びます。この「我を忘れて遊ぶ」ことがとても大切なことです。
子どもによって、何に楽しさを見い出すかは違います。大人から見れば何をしているか分からないようなことでも、子ども自身にとっては大事な意味を持っているのです。子どもの感じる楽しさ、子どもにとっての興味を大事にしたいものです。
★遊びの中で育つもの
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ア 自分から物事に働きかける主体性が育ちます。
イ イメージを持って遊ぶ中で創造力を豊かにします。
ウ 試したり工夫したりして遊ぶ中で創造力が育ちます。
エ 体を使って遊ぶことで体力がつきます。
オ 「こうしたい」「ああしたい」という気持ちから、「やる気」「目的感」を持ち、達成しようとする態度が育ちます。
カ 自分で考え、判断して行動する力を身に付けます。
キ 大好きな友達と一緒に遊びたい気持ちから、相手の気持ちを感じたり、自分の気持ちを相手に合わせたりして、人とかかわる力を身に付けます。
★遊びは子どもの心の栄養
幼児期には「遊び」が必要不可欠です。遊びを通して子どもは物の性質や扱い方、世の中のしくみやルールなどに気付いていきます。また、命ある物への思いやりや豊かな感性なども具体的に身に付けていきます。その体験を通して得たことは、子どもが将来生きていくうえでの大切な力となるのです。