1 家族がそろう食卓
家族そろっての食事は、栄養だけでなく心も満たします。楽しく食事をすることで、信頼感を育て安心感や満足感を深めます。楽しい会話と落ち着いた雰囲気は食べたい気持ちを一層引き出します。
2 食べたい気持ちを大切に
上手に食べることより、自分で食べたい気持ちを大切にしたいものです。口うるさくしかったりしないで見守りましょう。食べ方のお手本はお母さんお父さんです。大人が上手に食べるのを見せる方が効果的です。
3 食事のマナーと手伝い
食事の前後のあいさつ、はしの使い方、姿勢やマナーなど、親はいつでもモデルです。食事のあとで口の周りをふく、歯みがきをする、食器を流し台まで運ぶというようなことや食事の準備を手伝わせる家庭もあるでしょう。できたらほめて「またやりたい」と思えるようにしたいものです。
4 楽しい食卓
* 明るい話題を選びましょう。
* 食事中はテレビを消しましょう。
* 食卓は子どもが食べやすい高さですか。
5 大人と子どもの違い
子どもには、大人と違った栄養バランスが必要です。発育期の子どもは、体が小さいわりにたくさんの栄養を必要としています。じっとしているだけでもたくさんのエネルギーを消費します。骨に使われるカルシウムやたんぱく質を形成しているアミノ酸などは特に重要だといわれています。この時期の子どもにはバランスのとれた食事をさせたいものです。
6 かんで食べる
* よくかんで味わい、食事を楽しむようにしましょう。
* かむ習慣を身に付けないと、味覚が発達しないとか、虫歯や歯周病になりやすいと言われています。
7 偏食
* 無理強いをせず、調理法や味付けなども工夫しましょう。
* 親自身がおいしそうに食べてみせることも大切です。
8 おやつ
* おやつは時間を決めて与えましょう。食事前に与えると、食事が食べられなくなってしまいます。
* スナック食品や清涼飲料水を多く与えると空腹感が起こりません。