あいちっこプチっ子 
もどる  目次へ  すすむ  

なぜ泣くの

 「泣く子は育つ」と言われるように、赤ちゃんが泣くのは当たり前です。話すかわりに泣くのです。大人は泣く理由を分かって、赤ちゃんがして欲しいことをタイミングよく満たせるとよいのですが、これは簡単ではありません。泣き方で理由がすぐに分かるようになるには、いろいろやってみるしかありません。お母さんやお父さんが、どうして赤ちゃんが泣いているのか分かってくると、赤ちゃんも泣き方が上手になってきます。

 おなかがすいて、おむつがぬれて、眠くなって
 あやしても抱っこしても泣きやまない時は、お乳が欲しいのかもしれません。おなかがすいていないはずなのに泣く時は、おむつを交換してみましょう。それでもグズグズと泣く場合は、眠いのかもしれません。「抱きぐせ」を心配せずに十分抱っこしましょう。
 お乳やきれいなおむつや抱っこは、とても気持ちのよいものです。赤ちゃんの気持ちになって言葉をかけてみてください。「おなかが一杯になってうれしいね」「きれいなおむつで、気持ちがいいね」やさしい言葉はやさしい気持ちを育てます。赤ちゃんの返事は、安心しきった笑顔や満足そうな笑顔です。

 寂しくなって
 感情が育ってくると、泣き方も複雑になってきます。「抱っこしてほしいな」「遊んでよ」「一人にしないでね」等の気持ちも泣く理由になります。赤ちゃんの気持ちに寄り添って相手をしてあげましょう。知らん顔や放りっぱなしにすると、情緒の不安定な子どもになってしまいます。

 いつもと違う泣き方の時
 どこか痛かったり、気分が悪い時はいつもと違う泣き方をします。「おかしい」と思ったら体や便に異常がないかよく見て、必要であれば専門家に相談しましょう。

 欲求を先取りしないで
 泣かせるのはかわいそうだと思ったり、泣き声をうるさく感じたりして、泣く前にいろいろやってしまう人もいるかもしれません。でも、先取りして何でもやってしまうと、赤ちゃんは欲求を出せなくなります。先々意欲の弱い子どもにしないためにも、先取りはしないようにしましょう。

 夜泣きの原因
 夜泣きの原因には、暑い、寒い、おむつが汚れた、おなかがすいた、寂しいなどがあります。夜中に泣かれるのは大人もつらいのですが、夜泣きが永久に続くことはありません。原因を見付けて、赤ちゃんの気持ちをしっかり受け止めてあげる気持ちが大切です。

もどる  目次へ  すすむ