あいちっこプチっ子 
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子育ては家族ぐるみで

 夫婦だけで赤ちゃんを育てる家庭もあれば、おじいちゃん、おばあちゃんと一緒に赤ちゃんを育てる家庭もあります。子育てについて経験豊かな年長者が一緒ということは、とても心強いものです。困ったときには助けてもらえるし、ちょっとしたことなら手伝ってもらえるからです。当然、世代が違えば子育てについての考え方に違いがあるものです。おばあちゃんが自分の考えを無理に押しつけようとしたり、お母さんも、話し合うこともなく嫌ったりするようなことがあってはいけません。間にいる赤ちゃんがかわいそうです。

 年長者の考えは、まず聞きましょう。
 孫は我が子よりかわいいと言います。おじいちゃんも、おばあちゃんも、昔ほど忙しくありません。孫に関心を持つのは当然のことです。だから、昔流の話は聞きたくないと嫌わないで、耳を傾けてみることです。何といっても子育てについてもまた、様々な体験に裏打ちされた知恵をお持ちの人生の先輩なのですから。赤ちゃんを中心に、お互いに助け合い、楽しい家庭を作りたいものです。

 子どものしつけは親の責任です
 育児の責任は親にあります。したがって、おじいちゃんやおばあちゃんはその協力者ということになります。親が子どもの世話をしないで祖父母に任せきりにすることは間違っています。仕事の関係や何かの都合で祖父母に見てもらうことはありますが、やはり責任は親がとらねばなりません。よく「おじいちゃんが…だから」、「おばあちゃんがあんなことをするから」という声を耳にしますが、残念なことです。人のせいにしないで、よく家庭で話し合っておくことが大切です。

 夫婦で協力しあって子育てを
 夫婦だけの家庭では、子育てに困っても直接助けてもらったり、手伝ってもらったりする人もいません。当然、夫婦がお互いの立場を認め合いつつ、協力し、役割分担することが必要となります。
 お父さんが赤ちゃんを風呂に入れ、お母さんが風呂から上がった赤ちゃんの世話をするとか、お母さんが赤ちゃんと散歩に出ている間に、お父さんがおむつの洗濯や哺乳瓶の消毒をするというような分担をある程度決めておくことも良いでしょう。
 赤ちゃんのことで心配になったときでも、夫婦で一緒に育児書を読み、小児科医に相談し、話し合える夫婦であれば、赤ちゃんも幸せです。

 近所で助け合うことを
 子どもが外へ出ても、友だちと最初からうまく行くとは限りません。親が近所の人と仲良く付き合ってこそ、子どもたちの間もうまく付き合えるようになるのです。親がまず、隣近所の人と挨拶を交わし、積極的に近所付き合いをすれば、子どもも自然に近所の人たちになじみ、楽しく遊べるようになるのです。

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