この祭は、正月3日の午後、山中八幡宮の拝殿内で行われる農耕儀礼です。新しい年を迎え、今年も豊作になることをあらかじめ予測して、田植えから稲刈りまでの農作業、さらに生殖の様などを唱えごとや所作で模擬的に演じたりして豊作を祈願します。このデンデンガッサリという奇異な呼称は、歌詞の始めにデンデンガッサリヤーという詞があるので、そのように呼ばれるようになったといわれています。祭の道具は太鼓、大鏡餅、小鏡餅数個と飯です。内容は歌が主体で、太鼓に合せた前唄・後唄・せりふ・所作(田ごね、稲刈り、牛による稲の運搬など)で構成されており、せりふは稲の豊作を誉め、天候を評し、氏子の地名を唱えます。
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