催馬楽桜人(さいばらさくらびと)という曲は名古屋市の無形文化財に指定されており、催馬楽というのは平安時代から伝わる音楽の中の雅楽の一つの種類です。唄に管物と弦物を付け加えて演奏をする音楽で、これを雅楽の中で催馬楽と呼びます。その中で名古屋市の桜台とか桜本町のほうで平安時代に作られていた音楽だといわれています。平安時代から今に伝わったわけではなく途中では歌が絶えていたのですが、明治時代、また昭和の初期の時代にその譜面が見つかり、それを復元したのがこの曲です。この曲は、平安時代に名古屋の殿様が租税とか献上物などを船で運ぶ際に、船上で演奏を時間をかけて楽しんでいたと言われています。 |
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