棒の手は県内で10をこえる流派があり、宮口には鎌田流という流派が伝わっています。宮口の住人深田左兵満孫が奥義を極め、鎌田流三河宗家として三河地方に広めました。戦国時代には、農民が自衛手段として武芸を身に付けたとされていますので、棒の手もそのひとつであったことと思います。
現在、宮口では秋の祭礼に奉納演技をしており、その練習に子どもたちも参加して後継者育成を図っています。刃物を使った迫真の演技をご覧いただければ幸いです。
【出演団体】 豊田市宮口棒の手保存会