愛知県ビデオコンテンツ 黒沢田楽
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 ◆ 勇壮活発な「つるぎ」の舞
鞘に入った刀を持ち舞う  「つるぎ」その1

 「つるぎ」は6番目に舞われるものでこの黒沢田楽の最大の見所である。 舞手は一人で、襷(たすき)をつけ花笠をかぶり腰には太刀、正面に向かって榊の葉を切って清めてから鈴と扇で舞う。 この舞も正面つまり北、東、南、西、正面と五つの方角に向かって舞う、これを「五方の舞」と言う。 そして扇を開いて舞う。続いて刀を鞘ごと左の手に持ち舞う。

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 ◆ 刀を抜いて舞う「つるぎ」
 「つるぎ」その2

上衣を脱ぎ、刀の鞘を払い急調子の囃子に合わせて、刀を振りながら舞う。このとき、
“しらかねのみぬきのたちをやんぬいてぞめす ぬいてぞめす しんもんよかれとやんよろこびをなす”
と、うたぐらを三度唱える。この舞を終えるまで40分かかる まこと勇壮活発切り払う刀の刃は、しばしば花笠の五色のしでを切り散らすほどで終始激しい動作である。相当の体力がないと務まらない舞である。
刀を抜いて舞う

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