「茶―祈りと楽しみ―千宗屋好み興福寺中金堂献茶道具初公開」
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国内外から今、最も注目されている茶人武者小路千家家元後嗣千宗屋氏。伝統を継承する一方で今に生きる茶の湯と茶人の姿を紹介します。
抹茶の風習と文化は12世紀末〜13世紀に禅宗と共に伝わり、千利休によって体系づけられました。時代によって茶の趣向は異なるものの、≪もてなす≫という茶の精神は時代と共に脈々と伝わってきました。各時代の茶人によって試行錯誤、昇華されて現在に伝わります。本展ではその≪もてなす≫という精神に着眼し、茶人としてその精神を体現し、魅力ある趣向、作為を追求する千宗屋氏の茶の湯に迫ります。
古美術から現代アートに至るまで造詣が深く、現代の茶の湯を追求する武者小路千家家元後嗣千宗屋氏は、国内外問わず茶の湯の文化の普及に尽力しています。その鋭い感性は時として利休再来と称され、茶の湯に新たな兆しを与えました。
本展では法相宗興福寺の御協力を得て、2018年10月に行われた奈良興福寺の伽藍の中枢である中金堂落慶法要献茶にて使用され、奉納された茶道具を一般に初公開します。天平文化をコンセプトに千宗屋氏がプロデュースした茶道具は、まさに今の茶の湯を象徴した若くそして力強いエネルギーに満ちた洗練された世界を見ることができます。視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚の全領域を駆使する生活文化の総合芸術である茶の湯。千宗屋氏のセレクトする作品を通じ、今に生きる茶の湯をお楽しみください。

開催期間

  1. 2019年 10月 19日から 2019年 12月 8日 まで(毎週 日曜、火曜、水曜、木曜、金曜、土曜)
  2. 月曜日休館(ただし11月4日は開館、翌日休館)

開催会場

  1. 古川美術館分館 爲三郎記念館

受講費用

  1. 大人1,000円、高大学生500円、中学生以下無料

申込み

  1. 申込先:
    古川美術館
    〒 464-0066 愛知県名古屋市千種区池下町2−50
    TEL:052-763-1991 FAX:052-763-1992

その他

  1. ホームページURL: http://www.furukawa-museum.or.jp/

問合せ先

  1. 古川美術館
  2. 〒 464-0066 愛知県名古屋市千種区池下町2−50
  3. TEL:052-763-1991 FAX:052-763-1992

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