「学びネットあいち」学習コンテンツガイド文化・芸能を学ぶ第54回近畿・東海・北陸ブロック民俗芸能大会>瑞寳寺鉦講




ずいほうじかねこう
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瑞寶寺鉦講(大阪府) 瑞寳寺鉦講仲 阪南市指定無形民俗文化財 大阪府記録選択無形民俗文化財

所在地

 大阪府阪南市自然田

行われる時期・場所

 「双盤念仏」3月・9月の春秋の彼岸中日。8月3日の盂蘭盆施餓鬼会、11月25日の十夜法要、これらの月以外の毎月25日の元祖講 瑞寳寺本堂
「伏鉦念仏」通夜・葬儀 告別式会場

伝統文化の内容

<由来及び沿革>
鉦講は大阪府阪南市自然田の瑞寶寺(浄土宗)の檀家に伝えられてきた、鉦を叩きながら唱える念仏で、年12回の寺の法要に行う「双盤念仏」、檀家の葬儀に際して行う「伏鉦念仏」がある。一子相伝による厳格な組織により、江戸時代から現在に至るまで約300年間伝承されてきた、府内における貴重な仏教系の民俗芸能である。
双盤念仏は文治2年(1886)の秋、法然上人と顕真法印が京都大原の勝林院にて催された大原談義の際、問答の勝利に期せずして沸き上がった念仏の声(勝鬨念仏 かちどきねんぶつ)が始まりといわれている。
当時の言い伝えでは宝永7年(1710)の瑞寳寺建立に際して結成された念仏講仲(後、鉦講仲と改称)に始まり、一子相伝の家系を守ることで、「鉦講」をほぼ昔のままに伝承してきたといわれている。

<現在の組織>
鉦講仲は一子相伝の組織で、瑞寶寺檀家で昔から続いている23戸の男子で構成されている。現在講員は22名。

<衣装・楽器>
双盤念仏では4人(カシラ(頭)1人、シモ(下)3人)。紗の黒法衣に金襴の輪袈裟を懸ける。双盤台に双盤架を置き、双盤(直径約38cm、厚さ約10cm)という鉦を吊るし、橦木で叩く。4台並べ演奏。伏鉦念仏は伏鉦(直径21p、厚さ10p)を使用する。

演目

「双盤念仏」「伏鉦念仏」

芸能

・「双盤念仏」念仏(南無阿弥陀仏)を抑揚をつけながら唱え、あわせて鉦を緩急強弱に叩く。
・「伏鉦念仏」基本的には双盤念仏と同様だが、全体的にやや軽快に奏し、念仏を唱える。

分布

泉州南部地域には瑞寳寺のほか、黒田寺・祐道寺・宗福寺・西光寺(以上5箇所、阪南市内)、安養寺(1箇所貝塚市内)の6箇所において鉦講が伝承されている。

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