いろいろな人権問題 『同和問題ver.2』 
もどる  目次へ  すすむ  

私たちは・・・

(1)日本の伝統的社会慣習

同和問題の現状

 日本の伝統的社会慣習は「みんなと同じ、周りと同じ」といった同質性を要求してきました。みんなと同じ、周りと同じであれば安心」といった考え方です。 反対に「違いのあるもの」「異質なもの」は、みんなと違いを持つもの、異質なものを持つ人として排除し、差別してきました。そして、この慣習は私たちの心の中に潜在意識として 存在するものです。明らかな人権侵害ではないでしょうか。私たちは自らの心の中のこの異質なものを持つ人を差別し、排除する心を捨て去る努力をすることが、真の人権社会を築く もとであることを知るべきです。



(2)みんなと一緒


同和問題の現状 「みんなと一緒」といった同質性重視の考え方は、異質なものを排除し、差別するという人権侵害を引きおこします。わたしたちは、自分の心の中に潜む差別意識と 向き合い、まず、自らの差別意識を自覚し、偏見や差別意識を持たないようにすることが大切です。性が違う、障害がある、皮膚の色が違うといった「違い」をそれぞれの特性として認め合い、 互いの個性を重視するものの見方、考え方をすることが大切なのです。「ひとりひとり違う」という互いの差異を認め合いながらともに協力して生活できるようになったとき、人権社会が構築 されるのです。






同和問題の現状

以上で終了です。


 なお、本教具は文部科学省の委託を受けて愛知人権ファンクション委員会、津島市人権教育調査研究委員会が作成したものです。

 

もどる  目次へ  すすむ