日本文学と博覧会 
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はじめに


山口俊雄先生
山口俊雄先生
 この講義のタイトルは「日本文学と博覧会」ですが、博覧会という名前の付く催しは明治以降たくさんありました。それを1つ1つ見ていくわけにはいきませんので、いくつか観点を設けて見ていきたいと思います。1つ目はなぜ博覧会が小説の素材や舞台として作家を呼び寄せたのかということ。2つ目は作家、登場人物がどのような眼差しを博覧会に向けたかということ。そして3つ目は、1つ目とも切り離せませんが、小説というジャンルの本質と博覧会がどのように関わっているのかということ、この3点を設けて、作品を絞り込みました。小説以外に、評論やエッセイ、詩なども見ていきます。

 


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