V 表浜海岸の海岸漂着物調査(定点観測) |
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アカウミガメの上陸や産卵に影響を与えるといわれる海岸漂着物の種類と量を科学的に把握するために2002年10月より月に1回、定点観測を実施している。 さらに海岸漂着物と海流や風向などの気象要因との関連性の有無を文献やインターネットを利用し、調査している。 |
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1 方法 | |||
豊橋市細谷海岸の定位置に900u(30m×30m)の調査区域を設定し、毎月、海岸漂着物やゴミを収集し、その種類と量を測定する。 | |||
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2 結果・考察(中間報告) 5月、10月、11月、12月の調査結果より、4回ともプラスチック類が全体の70%以上を占め、他の海岸漂着物より群を抜いて多かった。また、その中で、レジンペレットやカキの養殖に使用されているカキ棚の一部が多数みられた。なお、レジンペレットは粒状に成形されたプラスチック樹脂で、プラスチック製品を成形する際に使用される中間材料である。 また、10月以降の観測では、5月に比べ花火やレジャー用品などが少なかった。このことから、季節により、海岸漂着物の種類や量が変化していると予測される。 |
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