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<一方、お地蔵さまがなくなった村では・・・> |
いつまでも、悲しんでいても始まらないと言う事で、「無事に帰ってきますように」といった
願いも込めて新しいお地蔵さまを作りました。
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そして、お地蔵さまの身にも長い、長い月日が過ぎていきました。 |
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一方、とらきちは来る日も来る日もお地蔵さまを背負って、諸国を駆け回っていました。
不思議なことに人々と触れ合うたびに、心があらわれ改心していきました。
すっかり顔つきも変わり、その人柄はあちこちで評判になるほどでした。 |
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そんなある日、いつものように出かけようとすると、突然お地蔵さまに引っ張られるよう
に走り出しました。
たどり着いたところは・・・?
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数日後の朝、村はまたまた大騒ぎになっていました。
なんとなんと、行方の分からなかったお地蔵さまが元のところにお帰りになっていたのです。
しかも、村人たちが作ったお地蔵さまの左に、仲良く並んで微笑んでいるようでした。
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それからというもの、人々は二つになったお地蔵さまをより大切にし、お地蔵さまのよう
に微笑を忘れず仲良く暮らしたそうです。
今もこのお地蔵さまは、たくさんの人がお参りをしています。
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映像を見る・・・ <約3分02秒> |