愛知県ビデオコンテンツ あごなし地蔵
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 ◆  <その日からお参りがはじまった>

その日から、たすけはしのを背負い、しのの両親は後ろから支えるようにして

お地蔵さまのところへお参りに行きました。

それは毎日毎日続けられました。

 

お参り

お参り
家族は、しのが少しでも良くなって欲しいという一心でした。

来る日も、来る日もお参りは続けられ、日に2度3度という時もありました。


そんないつものお参りの帰り道のこと、しのの顔に赤みがさしていました。

しのは「良い匂い、もう金木犀(きんもくせいの季節なのね。」と小さな声でつぶやきました。

「しのがしゃべった、しのがしゃべった」と家族はみんな大喜び!

しの

元気なしの  
しのの病は日に日に良くなり、見違えるように元気になりました。

しのも家族もうれしくて、うれしくて・・・



そして、お地蔵さまへの感謝の気持ちが沸々と湧いてきて、 家族はみんなで会う人、

会う人に、このお地蔵さまのご利益を広めることにしました。

人々に広める

悪いことをたくらむとらきち  
世の中は不思議なもので、ありがたい話を聞いて共に喜ぶ者がいるかと思うと

それで一儲けたくらむ者もいました。

この「とらきち」がそうでした。



とらきちは、「そんなにご利益のあるお地蔵さまなら高く売れるぞ」と考え、お地蔵さまを

盗んで逃げて行きました。

とらきちが盗む

映像があります 映像を見る・・・ <約3分52秒> start をクリック! 


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