愛知県ビデオコンテンツ 平成23年度 愛知県民俗芸能大会 〜飛島村大会〜
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 しまぶんらく
島文楽

 慶応3年(1867)に現在の一宮市大毛の村人が、岐阜市芥見加野白山の渡辺常助から金7両で人形を買い受けました。しかし、若者たちが人形芝居に熱中し農事を顧みないので、2・3年の後、隣村であった島村へ人形を譲ったのが島文楽の始まりです。譲った事情については、大毛の若者の芝居が下手で、岐阜座に劣るためという記載も残っています。

 島文楽は明治、大正、昭和初期にかけて10余名で伝承され、昭和初期には「人形浄瑠璃連中」「嶋人形連中」という仲間があったようです。これまで手がけてきた外題は、「三番叟」「壺坂霊験記」「傾城阿波の鳴門 巡礼歌の段」「絵本太功記 十段目」「伽羅先代萩 御殿の段」「八百屋お七」などです。
 「伊達娘恋緋鹿子 火の見櫓の段」が収録されています。人形が火の見櫓を上る場面を是非ご覧ください。

【出演団体】 島文楽保存会(一宮市)




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