愛知県ビデオコンテンツ 平成20年度 愛知県民俗芸能大会 〜新城市大会〜
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はなまつり なかしたら はなまつり
花祭(中設楽の花祭)

 「花祭には、派手な演出など一つもない。ひたすら舞い踊るだけである。こざかしい理屈など何の価値もない。伝統を守り次の世代にバトンタッチする。そうすればすべて上手くいく。だてに700年もやってきていないよなあ。すごいよな!やっぱり。」 最近創刊されました『オレキバ』という雑誌に、東栄町中設楽の花祭が12ページにわたって紹介されています。
 また民俗学者の早川幸太郎さんは、花祭については「そのまいど(舞処)の美しさ、舞いの美しさ、衣装や道具の美しさ、すべてを『花』、そう称するのが普通である。」とそんな話を書いています。

 花祭は、鎌倉時代に始まったといわれています。その願いは、無病息災(むびょうそくさい)・五穀豊穣(ごこくほうじょう)・家内安全(かないあんぜん)・村中繁盛(むらじゅうはんじょう)等です。以来ずっと受け継がれてきたこの花祭は、舞子が小さい子は3歳から、そして最高齢は70歳を越えても舞う『舞』です。それぞれに難しさが増えていきます。最後の70を過ぎた方の『舞』は若い人などでは到底まねのできないしなやかさがあります。そしてもうひとつは、観客の皆さんが一緒になって参加できる参加型のお祭りです。

【出演団体】 中設楽花祭保存会

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