愛知県ビデオコンテンツ 平成19年度 愛知県民俗芸能大会 〜岡崎市大会〜
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万燈祭(まんどまつり)

 万燈祭(まんどまつり)の始まりは安永7年頃(約220年位前)であると言われており、火難防御・雨乞いの神事から受け継がれた祭事で、それを引き継いでいます。当時は秋葉信仰が盛んで秋葉神社は火難・水難の神様としてとても信仰が深いものでした。 丁度その時代に刈谷の町で干ばつがあり、それを雨乞いという形で祈願したところ満願の日に雨が降りました。そこで喜んだ町民は家庭にある行燈や角万燈を取り出し、お囃子(はやし)をかなでて秋葉神社にお礼まいりに行ったというのが始まりだと伝えられています。そしてそれが形をかえて今の天下の奇祭といわれる刈谷の万燈祭(まんどまつり)に発展しました。

 有名な青森のねぶた祭と似ていますが、ねぶた祭は人形が大きいので大勢の人で引張ります。万燈は和紙と竹でロウを施しそれに紅を使った武者人形とか歌舞伎人形というような万燈人形を各町内が約3ケ月かけて作ります。そして重さが約60kgで高さが約5m〜6mぐらいの万燈人形を1人の若者が担ぎながらお囃子に合わせて舞います。祭は7月の最終の土曜日・日曜日に行われますが、秋葉神社を中心に刈谷市内を曳きまわして行われます。万燈祭は夜のお祭りなので非常に幻想的であり、迫力も満点で壮大な祭りです。なお祭りでは万燈人形の数は昔は15〜16基程度でしたが、現在では大小合わせて30〜35基位になりました。

【出演団体】 刈谷万燈保存会

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