愛知県ビデオコンテンツ 矢師−新たな時代を生き抜く職人の姿−
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 ◆ 新たな試み
 現在では、矢竹から矢を作る職人はほとんどいなくなりました。それに代わり、アルミ製の安くて丈夫な新素材が市場に登場しました。

 矢師としての生き残りをかけ、カーボン製の矢の開発を試みた小山さん。矢竹を知り尽くす小山さんは、より竹に近い「しなり」と直進性を生み出すことに成功しました。

 次に目をつけたのが羽のデザイン。安価な七面鳥の羽を使用し、コンピューターでよりイヌワシに近い模様が可能になりました。好みの柄を特注して、自分だけの矢を持つこともできます。

 全国シェアは30%を占めるようになりました。新素材を積極的に取り入れたことで、小山矢は生き残り、矢師の技は保たれたのです。伝統だけでなく、新しい波を乗り越えていかなければ伝統産業は成り立っていかないのです。

映像があります 映像を見る・・・<約5分26秒> start をクリック! 


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