愛知県ビデオコンテンツ 黒沢田楽
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 ◆ 小道具準備
花笠作成風景  準備は花笠、しめなわ、そして田楽につかわれる小道具類が使われる。花笠には五色のしでが付けられる。五色の言われはその昔より神仏両道の五色旗、垂れ幕に使われている五色、すなわち宇宙万物の要素たる、木・火・土・金・水の五つの徳をあらわしたものとされている。

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 ◆ 御供物作成
 祭り当日、阿弥陀堂の鍵取りであり代々庄屋の家柄であったオギノ家で御供物が作られる。臼に洗ったもち米入れ、杵で押しつぶすように突く。押しつぶしたもち米を使い、「おはたき」をつくる。これは集落の神々に献上するものである。こうした準備もまた男たちだけで行われる。
 オギノ家の裏山にある阿弥陀堂でも準備は進められる。ここでは田楽の「いなぼら」で使う三合三尺の飯を炊く。昔ながらの炭で米をたき代々伝えられている木の碗に飯を盛る。
そして田楽で使われる全ての物は神前に供えられる。
おはたき作り

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 ◆ 神々への参拝
山神  一人一人が神への御供え物を手にし一列になってオギノ家を出て行く。まず、山からの清水で全員が清められる。田楽で使う刀、鉾、鈴などを持ち神々へ参拝に向かう。御幣を立て、しめなわを張り、おはたきを切り供える。そしてうたぐらを詠む。その間他の者たちは神々へ参拝に行く。

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