コレクション展(常設展)「春を待つ」
講座・イベント

イベント

今回のコレクション展(常設展)「春を待つ」では、花を描いた作品を中心に、晩年の大作《さいたさいたさくらがさいた》に至るまでの画業の軌跡を辿ります。
 「生涯、花の作品は私の制作対象から逃れることはありますまい。」と語り、渡欧後は風景画家として躍進しながらも、常に身近に花を活けては描き続けた節子。
「花」はやがて、作家を代表する主題となっていきました。
 平成10(1998)年、93歳の節子による新作《さいたさいたさくらがさいた》が発表されると、大きな反響を呼びました。異国で20年以上の歳月をすごしてきた節子が最晩年に描いたのは、日本の多くの画家たちが取り組んできた「桜」だったのです。「今の私なら描くことができます。美しさと怖さとを。」という覚悟をもってこの作品を描き上げた翌年、節子は94歳で世を去りました。生涯をかけて「花」というテーマに取り組んできた節子の、70年以上にもわたった画業の集大成ともいえる作品でしょう。
 様々に塗り重ねられた絵肌のように、幾重もの苦難と変遷を経てきた節子の画家人生を、どうぞご覧ください。


会期:2020年1月21日(火) - 4月12日(日)
開催時間:午前9時から午後5時まで(入館は4時30分まで)
観覧料:一般 320円・高大生 210円・小中生110円(4月1日以降は中学生以下無料)
※一宮市内の小中学生、一宮市内在住の満65歳以上で住所・年齢の確認できる公的機関発行の証明書等を提示された方、および身体障害者手帳・戦傷病者手帳・精神障害者保健福祉手帳・療育手帳を持参の方は無料(付添人一人を含む)
※20名以上の団体は2割引

◆関連イベント「学芸員によるコレクション展ガイドツアー」
内容/コレクション展の内容を学芸員がわかりやすく説明するツアーを実施しております。
日時/毎月第2・4木曜日 午後2時
料金/無料(要観覧券)
申し込み/当日直接会場

開催期間

  1. 2020年 1月 21日から 2020年 4月 12日 まで
  2. 開催時間:午前9時から午後5時まで(入館は4時30分まで)
    休館日:月曜日(祝祭日・振替休日の場合、その翌日) / 祝日の翌日(土曜・日曜日の場合、開館)

開催会場

  1. 一宮市三岸節子記念美術館

その他

  1. ホームページURL: http://s-migishi.com/collection.html
00007781.jpg

問合せ先

  1. 一宮市三岸節子記念美術館
  2. 〒 494-0007 愛知県一宮市小信中島字郷南3147−1
  3. TEL:0586-63-2892 FAX:0586-63-2893

一宮市三岸節子記念美術館

施設(1 件)