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書の鑑賞や、学書の手本のためにつくられた名跡の複製本を法帖といい、なかでも多くの名跡を集めたものを集帖といいます。
江戸時代、唐様書道が流行すると、日本でも和様の法帖だけではなく中国の名跡を刻した法帖がつくられるようになりました。日本で制作された集帖として、『岡寺版集帖』、『垂裕閣法帖』などが挙げられます。なかでも『岡寺版集帖』は、当時刻帖制作の第一人者であった韓天寿が関わったもので、版木が現存することでも貴重です。
韓天寿は私財をつぎ込み、大変な情熱をもって、当時手に入れることが叶う最上の中国の法帖(集帖)・碑拓本を収集し、法帖制作に生命をかけました。韓天寿が刻帖の基としたのは、どんなものだったのか。制作過程を丁寧に追い、その秘密に迫ります。日本の法帖、その基となった中国の法帖、さらに遡って原碑拓本を見比べて中国の名跡を味わい、奥深さを感じてください。
開催期間
- 2024年 9月 6日から 2024年 10月 14日 まで
- 月曜休館(祝休日の場合は開館し翌日休館)
開催会場
- 春日井市道風記念館
受講費用
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一般500円、高校・大学生300円、中学生以下無料
問合せ先
- 春日井市道風記念館
- 〒 486-0932 春日井市松河戸町5-9-3
- TEL:0568-82-6110 FAX:0568-82-6110