あいちっこプチっ子 
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は じ め に

 「おめでたですよ。」とお医者さんに告げられたとき、新しい命が育ち始めている喜びやうれしさの中に、多少の不安や心配もあったことと思います。大切な大切な赤ちゃん、本当におめでとうございます。
 次代を担う子どもとしてこの世に送りだされた命を、やさしくはぐぐみ育てるということは、親に与えられた大切な使命です。毎日の暮らしの中で、親として、社会人として、子どもの未来をみつめ、人間としての心や基本的生活習慣を育てていかなければなりません。
 「はえば立て、立てば歩めの親心」と言いますが、こうした親心が人間としての様々な能力を引き出す刺激となり、子どもは人間として生きていくのに必要な能力を身に付けていきます。
 近年の青少年の問題行動の増加に伴い、改めて幼児期の家庭教育の重要性が取り上げられています。特に、1歳半から3歳位の幼児期は人間としての基礎ができる時期で、親や周りの大人の動きが大きく影響を与えます。
 子育ては妊娠中から始まります。子育ての全てにふれることができませんが、この小冊子は妊娠中から乳児期、幼児期までの「子育て」について扱っています。
 楽しい子育ての一助となり、みなさんのお役に立つことを願っています。

愛知県教育委員会

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