社会参加活動/地元商店街の協力による商業体験活動(豊橋市)目次へ
花園商店街商業体験 

〜全国子ども会ワーキングホリデイ子どもインターンシップ事業〜(豊橋子ども会連絡協議会)

 豊橋市花園商店街での小学生のインターンシップ事業は学校だけでなく子ども会が実施主体となっている。店舗での商業体験を通して働くことの意味を捉え、商店街マップ作りやアーケード街清掃活動のなかで、街づくりの課題を考えることとなる。
そして、地域社会の中で子どもたちを育てることの大切さを商店街の大人たちも自覚することになる。

 

1 経過
 夢を持った、たくましい子どもを地域で育てるために、文部省が進める緊急3ヵ年戦略「全国子どもプラン」の中の「子どもの商業活動体験〜子どもインターンシップ〜」を受けて、子どもたちの主体的な取り組みとして、商店街や地場産業との連携により子どもたちの生活体験を豊かにし、働くことの楽しさ、大切さを体験するため、平成11年8月28日に実施した。
2 内容
(1) 対象者  松山地区小学生
(2) 実施場所 豊橋市花園商店街
(3) 具体的事業
 ア アーケード街の清掃活動
 イ 店舗での商業体験
 ウ 出店〈金魚すくい等〉の運営
 エ 商店街マップ作り
 オ 名物おじさんインタビュー
3 成果と課題
(1)子どもたちに、年中行事では決して見られない、いきいきとした表情、きらきらと輝いた瞳、真剣に取り組む姿を見ることができ、商業活動を通して働くことの大切さ、自主性、協調性、自分の将来の希望する職業について考える機会を与えることができた。
また、地域で子どもが育つことの意味を商店街の大人をはじめとする住民一人ひとりに意識づけることができた。

 「着物とかを売るお店を手伝うのは大変だけれど、楽しいものだと思いました。私の家はお店とかやっていないので、お店をやるのがどれだけ大変かが手伝って始めてわかりました。また、機会があったらやってみたいと思います。」(小6)

   「傘やさんのお手伝いをしました。お客さんが買った傘を紙でうまく包めませんでした。ずうっと立っていて疲れましたが、終わってみると楽しい1日でした。」(小4)

(2)課題
   完全学校週5日制導入になれば、今以上に地域の人達との親密な関係が重要となってくるため、大人の方から何らかの方法で、積極的に子どもたちと係わりを持つようにすべきであると考えられる。
また、家庭でも子どもたちにお手伝い等をさせ、自立心を養うとともに、働くことの大切さ、大変さを体験させること必要であると考えられる。

  連絡先 豊橋市子ども会連絡協議会(子どもインターンシップ実行委員会)п@0532─48─0610