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地域活動/リーダーが常駐する自然体験スペース(名古屋市)     
てんぱくプレーパークの会
 てんぱくプレーパークは名古屋市天白公園の中にある冒険山とその裾野の雑木林をフィールドとしている。この山を名古屋市から委託管理しているシルバー人材バンクの詰め所ログハウスを拠点として、子どもたちは豊かな自然を体験をする。 住民が自発的に組織している運営委員会が財政的に支えている青年プレーリーダーが常駐し、子どもたちが遊ぶ姿を見守っている。

1 経過
 平成8年に子どもの遊び場を考える「かやねずみの会」として発足する。プレーパークを、人的、財政的に支えるための組織として「てんぱくプレーパークの会」を設立。平成14年度からプレーリーダー2名常駐。
2 内容
(1)目的
   子どもたちが、いろいろな年齢の人々と関わり、自然にふれ、やってみたい、と思う好奇心や欲求を、自らの手で実現できるような自由で開かれた遊び場をつくる。
参加してくる大人たちにとっては、自分もホッとできる場、子どもの子どもらしいよさが見えてくる場となっている。
(2)主な活動場所
  天白公園内の池や里山を生かし、雑木林を保全するなかで、子どもが生きる知恵を学ぶ場となっている。隣接する生涯学習センター と連携し、お年寄りから赤ちゃんまで交流の輪が広がっている。
(3)活動内容
・時間 水〜日曜日・祝日 10時〜17時
・内容 クリスマス、もちつき、七夕など季節行事を中心に実施
・状況 日常的なプレーパークの開園に加え、未就園児とその親対象の講座「森はともだち」を開講し、また平成14年度から名古屋市内各地での「出前プレーパーク」開催など、子どもにとっての自由な遊びの重要性を多くの人に伝えていこうとしている。
(4)組織
会員約180名、役員7名、プレーリーダー2名
3 成果と課題
 (1)成果
・ いろいろな年齢層のいろいろな人がかかわるようになった。
・ 子どもたちの活動範囲が広がった。
・ 異年齢、違う学校の子と遊ぶことが増えてきた。常連の子が小さい子や、はじめてきた子の面倒をみたり、道具の使い方を教えたりすることが増えてきた。
(2)課題
・ プレーリーダーの人件費を捻出するのに追われている。
・ 転勤者が多い住宅団地の中で世話人の確保が難しい。
                                      
連絡先 てんぱくプレーパークの会 TEL 090─234─88521(開園中)
ホームページ http://www.tenpakupp.com/