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事例1/群馬県/歴史博物館体験学習事業
概要
火おこしや石臼ひき等を体験することにより、五感を通して歴史への興味関心を高め、参加体験型の学習形態をとることで、過去の人間の生き方や生活の知恵等について、楽しく主体的に歴史について学習するとともに生きる力を育成する。
内容
1 実施主体 群馬県立歴史博物館
2 参加者 個人(大人から子どもまで)・学校団体
3 体験内容
 (1) 火おこし、石臼ひき 
 (2) ミニ凧づくり
 (3) おもちゃづくり
 (4) 古代の鏡のミニチュアづくり
 (5) むかしの遊びをしよう
成果
1 体験学習と展示観覧により、リピーターが増加している。
2 「火おこし認定証」を発行することにより子ども達の励みになる。

事例2/兵庫県/博物館無料開放事業
概要
学校週5日制の導入を踏まえ、県内の小・中学生を対象に、青少年の学校外活動の促進を図り多様な体験学習の機会を提供するため、「ひょうごっ子ココロンカード」を発行し、県立施設・市町村施設等の加盟施設を対象に無料開放を行なう。
内容
1 実施主体 兵庫県教育委員会
2 開始年度 平成4年度                           
3 加盟施設 45施設(県立8施設、市町立27施設、財団施設10施設)
4 対象者 県内在住・在学の小・中学生
5 実施方法
小・中学生に、各学校を通じて毎年「ひょうごっ子ココロンカード」を配布し、加盟施設に入館する際、カードを入口で提示させる。
成果
カードを利用する児童生徒の割合が増加し、学習機会の拡大につながっている。
                           
事例3/千葉県/中学校社会体験学習モデル事業「生き活き体験、地域が先生」
概要
中学2年生を対象に、学校では味わえない感動や将来の行き方を考える職場体験など、地域の教育力を活用した3日間の職場体験活動を実施し、さらに、学校、家庭、地域との連携を図る。
内容
1 実施主体 各地域の推進協議会
2 実施機関 5地域
(所管市町村教育委員会8、実施中学校22)
3 参加者 中学2年生
4 実施期間 3日間
5 体験内容 地域の事業所、商店、農家、公共施設等で社会体験学習活動を行なう。
成果
1 地域住民が中学生の実態を理解し地域と学校の連携を深める。
2 自分のよさに気付くとともに仕事の素晴らしさを知り正しい職業観を養う。
3 学校では学ぶことのできない社会の規律やマナーの大切さを実感する。
 
事例4/長崎県/島原市子ども余暇活動「いきいき」事業
概要
毎月第2・第4土曜日子どもたちが有意義に過ごせるよう地域の健全育成団体や社会教育団体が中心となって子どもの興味関心に応じた活動の場を設定することにより、継続的に文化活動を行なったり、地域とのふれあいや異年齢集団における子ども相互の人間関係を深める。
内容
1 実施主体 島原市
2 活動日 毎月第2・第4土曜日午前中
3 実施場所 島原市立各公民館
4 参加対象者 小学生から中学生 300名
5 活動内容
琴、料理、手芸、釣り、伝承遊び、などを通して地域の人たちとふれあわせやさしさをもつ子どもの育成を図る。
成果
様々な魅力ある体験活動をさせることにより地域社会との関わりを深め、心身ともに健やかで、たくましくやさしさをもつ子どもたちの育成が図られる。
事例5/高知県/四万十楽舎
概要
1988年に休校となった西土佐村立中半小学校の建物を宿泊施設に改築したグループ活動を支援する環境・文化センターであり、自然豊かな四万十川で、スタッフや地元の名人のガイドによるカヌー、つり、イカダ森林散策、サイクリング等の自然体験ができる。 
内容
1 実施主体 社団法人 西土佐環境・文化センター 四万十楽舎                               
2 会員数  約500名
3 活動内容
(1) 村内小学校が臨時休校の日に小学生に施設を開放し、凧づくりを体験
(2) 正月に凧あげや「昔の遊び大会」としてこま、竹とんぼ、紙ふうせん、竹馬などで遊び、餅つきをして、七草かゆ、ぜんざいを作る。
(3) 異年齢集団で、学年をこえてグラウンドで陣取り合戦を行う。        
(4) 全国から寄贈してもらった児童・環境図書により四万十文庫を開設し、本の読み聞かせや紙芝居の上演をする。
(5) 学校5日制の先どり行事の「四万十小楽校」
4 月 潮干狩り 
5 月 ウォールアート
6 月 手作り楽器
7 月 川遊び  
10 月 山登り
11 月 紙すき
12 月 凧づくり
1 月 陶芸
2 月 うどん・こんにゃく作り
3 月 終了祭り
成果
1 廃校舎に再び子どもの声が響き、いきいきとした空間に再生される。
2 少子化によって休・廃校舎が全国的に増加する今日、新しい子どもたちの社会教育施設再生のメッセージとなる。
 
事例6/佐賀県/青少年共同宿泊体験事業 
概要
小中高校生の異年齢集団が学校に通いながら4泊5日間、社会教育施設で共同生活を体験することにより、甘えや依存心をなくし、自立心や社会性を培うとともに、地域を愛し、自らが実践的な行動を起こす青少年の育成を図る。
内容
1 実施主体 佐賀県連合青年団
2 実施場所(平成10年度)
鹿島市(ふれあい楽習館)・肥前町(町民会館)・中原町(公民館)
3 参加者 小学校5年生から高校生 各地区25名程度
4 指導者 青年団と大学生 各地区15名程度
5 実施期間 4泊5日
6 体験内容
(1) 朝食・夕食の準備と後片付け
(2) スポーツ・共同作業工作・地元の歴史講話などのふれあい時間
(3) 予・復習などの自由時間
成果
1 同じ町に住みながら交流のない小・中学生、高校生の交流が深まった。
2 高校生はリーダーとして小・中学生をリードし、中学生は小学生を気遣いながら生活するなど、異年齢集団としての活動ができた。
3 居住する地域の実態を知り、郷土への誇りと愛着が生じた。
事例7/福井県/ジャリンコクラブ 
概要
毎月第2、4土曜日に青年の家の施設を開放し、子ども達家族や友達とともにゆとりある1日を送ることができるように工作等を体験する。
内容
1 実施主体 福井県教育委員会(鯖江青年の家)
2 対象者 高校生、大学生、一般
3 体験内容 ボランティアスクールを実施し、体験活動を行なう。
(1) いっしょにあそぼう!(活動ボランティアとの体を使ったゲーム等)
(2) 家族で作ろう、みんなで食べよう(ちまき作り)
(3) アイスクリーム作り
(4) 芸術の秋、親子でアートに挑戦!(フラワーアレンジメント)
(5) もちつき大会に集まれ!
成果
1 高校生等のボランティアに対する関心が高まっており、養成したボランティアを生かす場となっている。
2 地域の子ども達の体育活動や体験活動の場の受け皿となっているほか、親子のふれあいの場となっている。