学校図書館に関する多様な分野での研究、学校図書館関係者への研修、一般市民向けの公開講座、学校への講師派遣、学校図書館訪問による学校図書館診断などにより、学校図書館の専門性の向上と活用を促進することを目的として設置。
愛知県
〔 生涯学習関係団体 〕
代表者：NPO法人学校図書館総合研究所長 木幡洋子
設立：令和4年4月
構成人員：19名と1団体
活動内容
任意団体の設立は2016年であり、研究活動として研究会と電子ジャーナルを学術誌として刊行。一般市民向けの活動としては「学校図書館フェスティバル」を2016年から毎年開催し、学校図書館と読書振興への理解と技術向上のための事業としている。また、学校司書の専門性向上のために、「学校図書館入門講座」を学校司書モデルカリキュラムの全科目と実践的な技術向上のための科目と併せて毎年実施し、修了者には「修了証」を交付している。講座担当者は、それぞれの大学で講座担当科目を担当している教員で、大学と同レベルの内容である。NPO法人になった昨年度からは、自治体や学校への支援として、講師派遣と学校図書館診断を実施している。
学校図書館は学校の心臓
GIGAスクール構想の進展に伴いタブレットの利用が進み、学校図書館はAIにとってかわられるという声を聞くようになりました。けれども、学校教育は人間が人間を育てる場であり、その中で中核的な施設である学校図書館も「人が人を支援する」場です。とりわけ多様な人間が混在する義務教育課程においては、そうした多様な子どもの状況を人が見定めながら、情報の提供だけではなく、科目を離れた場での育ちの場となることができます。情報時代においても、学校図書館は「学校の心臓」であることに変わりはありません。その大切な学校図書館を支える学校司書の方の専門性への理解が進まない現況において、当研究所は、研究と現場観察を続けることで理論的にも実践的にも貢献し、学校図書館が学校の心臓として活き活きと活用されるためにＮＰＯとして活動をしています。事業の依頼はもちろんのこと、支援してくださる方や入会してくださるからの連絡をお待ちしています。