企画展「屋根を飾る  ―鬼とは何か―」
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日本三大瓦のひとつ「三州瓦」の産地として知られる高浜市は、瓦に適した粘土が豊富で、海につながる湊があるため輸送の便が良く、瓦需要の高まった江戸時代には瓦の一大産地として発展しました。以後、屋根を覆う瓦は、風雨から家を護る機能性とともに装飾性をも求められて進化してきました。
「鬼瓦」とは、雨の浸水防止のために棟瓦の先端に付ける役瓦で、厄除けとした鬼面を代表的な意匠とし、さまざまな造形が施されています。火災延焼を防ぐようにと、鯱・菊水・波・雲など水や雨を連想させる造形が多く見られます。また、福を招く七福神、長寿の象徴である鶴や亀、途切れることなく続く子孫繁栄を意味する蔓草や雲流など、人々の願いが形となった飾り瓦が多くあります。
鬼瓦は、大量生産される瓦とは区別され、専門の職人が手掛けており、現在も昔と変わらぬ手作業で制作され続けています。伝統の技術を継承する鬼瓦専門の職人は、敬意を表して「鬼師(おにし)」と呼ばれています。
本展では、三州瓦をはじめとし、現在活躍する全国の鬼師が手掛けた作品をご紹介します。家を護る想いが込められた、名工による飾り瓦の造形美をお楽しみください。
協力:
高浜市、高浜市教育委員会、高浜市観光協会、日本鬼師の会、三州瓦工業協同組合、三州鬼瓦製造組合、愛知県鬼瓦技能評価認定協議会
●ギャラリートーク
1.「鬼師に学ぶ鬼瓦」
構想・整形・焼成など、制作する上での想いや工夫、鬼瓦を通じて伝えたいことなど、鬼瓦職人の「鬼師」ならではの視点で鬼瓦を解説していただきます。
《鬼百製鬼所  鬼師・梶川賢司氏》
日時  9月15日(土) 午後2時〜
2.「地獄極楽絵図の鬼を見る」
瓦や昔話にも登場する「鬼」はどこからきたのか。地獄を描いたものには、多くの鬼がみられ、さまざまな鬼の仕事をしています。「地獄極楽絵図」の鬼の様子を見てみましょう。
《かわら美術館 学芸員》
日時  10月13日(土) 午後2時〜
参加費 展覧会チケットが必要(中学生以下無料)
申込み  不要
●期間限定特別展示『地獄極楽絵図』
南海山地蔵寺から寄贈された、地獄と極楽を描いた二幅一対の軸を期間限定で展示します。
【展示期間】
9月13日(木)〜9月17日(月・祝)
10月12日(金)〜10月14日(日)
11月9日(金)〜11月11日(日)

開催期間

  1. 2018年 9月 13日から 2018年 11月 11日 まで
  2. 休館日 月曜日、火曜日、9月19日(水)、9月26日(水)、10月10日(水)
    《ただし、9月17日(月・祝)、9月24日(月・休)、10月8日(月・祝)は開館》
    午前10時から午後5時まで(観覧券の販売は午後4時30分まで)
    * 10月20日(土)は「第17回 鬼みちまつり」開催にともない午後7時30分まで(観覧券の販売は午後7時まで)

受講費用

  1. 観覧料
    高校生以上200円(160円)、中学生以下無料
    *( )内は20名以上の団体料金、または高浜市内居住者
    * 75歳以上の方、各種障がい者手帳をお持ちの方ほか、割引あり

その他

  1. ホームページURL: http://www.takahama-kawara-museum.com/
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問合せ先

  1. 高浜市やきものの里かわら美術館
  2. 〒 444-1325 愛知県高浜市青木町9丁目6番地18
  3. TEL:0566-52-3366 FAX:0566-52-8100
  4. E-Mail:info@takahama-kawara-museum.com

高浜市やきものの里かわら美術館・図書館 【美術館情報】

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