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新しき年を迎えるこの新春に日本の美しい四季を館蔵品で巡ります。いにしえの中国では、自然界や人間社会の諸現象は木・火・土・金・水の五つの要素が循環することで森羅万象の生成・変化が起こると考えられていました。そしてその考え方は季節においても応用され、春は「青春」、夏は「朱夏」、秋は「白秋」、冬は「玄冬」といった美しい言の葉で表されました。そして、四季が全て揃うことはめでたい事とされ、それをひとまとめにした四季花鳥図は祝いの席でも用いられました。本展では春の芽吹きに始まり、命の輝きを増す夏、豊かな実りの秋、寒さ厳しい冬。そんな四季折々の自然や人々の姿を、画家の鋭い感性で捉えた作品を通して、日本の四季を寿ぎます。今年の“美術初め”は、古川美術館の四季探訪からはじめてみませんか?